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在日 花園へあと一歩/大阪朝高ラグビー部、23日に決勝
国際アマチュアペア囲碁/同胞選手健闘
朝鮮人BC級戦犯者ら、補償立法求め集会
南 米軍が大量の枯葉剤/非武装地帯全域に8万リットル
朴セリが4勝目
老斤里被害者が米で会見
在日/
大阪朝鮮高級学校ラグビー部が昨年に続いて全国高校ラグビーの大阪地区決勝に進出した。決勝の相手は大工大付属。近鉄花園ラグビー場で23日(火=祭日)午前11時キックオフとなる。
大阪朝高の応援席はメインスタンド、バックスタンドの南側。入場券はラグビー場入口の大阪朝高受付で購入できる(大人500円、学生200円)。
同校は初戦の準々決勝で四条畷を76―6で、14日の準決勝では同志社香里を14―7で下し決勝進出を決めた。同校では、サッカーのインターハイに続いてラグビーでも初の全国大会出場を果たそうと、気勢をあげている。
第10回国際アマチュア・ペア囲碁選手権大会(13〜14日、東京・池袋)に在日同胞の具快萬(73、在日本朝鮮人囲碁協会会長)、李潤玉(20、学生)さんが朝鮮代表として出場した。大会には強豪中国、南朝鮮をはじめ22の国と地域が参加し、32チームがスイス方式で勝敗を競った。
2人の年齢差は53。1世と3世のペアだ。2人ともペア囲碁は初体験だったため、1回目の米国との試合では時間配分をうまくできず、負けを喫した。しかし、ベルギーとの2回戦では中押し勝ちし、その後も着実に打った結果、3勝2敗で14位の成績を上げた。
優勝は日本(近畿)、南朝鮮は3位だった。
「日本の戦争責任を肩代わりさせられた韓国・朝鮮人BC級戦犯を支える会」が主催する集会「裁判でわかったこと、立法で実現すること―なぜいま、戦後補償なのか―」が13日、東京で開かれた。
91年、7人の元朝鮮BC級戦犯者が日本政府に補償と謝罪を求めた裁判で東京高裁は昨年、請求は棄却したものの、早期立法の実現を促した。これを受けて「支える会」は3月に会の中に「補償立法をすすめる会」(代表・三木睦子、今村嗣夫、内海愛子氏)を作り、運動を進めている。
北/
15日発朝鮮中央通信によると鄭夢準大「韓」サッカー協会会長兼国際サッカー連盟(FIFA)副会長一行が平壌に到着した。飛行場で、朝鮮アジア太平洋平和委員会宋浩京副委員長らが一行を迎えた。
南朝鮮からの報道によると、鄭会長は2002年ワールドカップ時に南朝鮮で行われる32試合中2試合を平壌などで開催する問題などを提案するという。
南/
報道によると、朝鮮半島にも枯葉剤が大量に撒かれていたことが15日、明らかになった。軍当局によると駐「韓」米軍は68年と69年に非武装地帯の軍事境界線全域に2万1000ガロン(約8万リットル)を撒いた。枯葉剤は非武装地帯全域にわたって軍事境界線を中心に南北両方の100メートル、前方観測所、戦術道路周辺の30メートル以内に集中的に撒かれた。枯葉剤により、悪性リンパ腫(癌)にかかった元駐「韓」米軍軍人の主張を、最近米国政府が認め、授勲したことから明らかになった。米政府は今までベトナム以外の地域での枯葉剤使用を否定してきた。
朴セリ(22)が全米女子プロゴルフツアーの今季最終戦、ツアー選手権で優勝し、今季四勝目をあげた。同選手権の最終ラウンドは14日(現地時間)、ネバダ州ラスベガスのデザートインGCで行われた。これによって朴は昨年に続いて2年連続シーズン4勝を達成し、全米デビュー2年目で確固たる地位を築いたことになる。一方、新人王の金美賢(22)も同大会に出場。成績は10位。
米国を訪問している老斤里虐殺事件の生存者らが12日、ナショナルプレスクラブで記者会見し、虐殺時の生々しい証言と苦痛に満ちた歳月を涙で語った。
当時、米兵に銃を撃たれ、内臓がはみ出し、死にかけたという琴初子さん(61)は「なぜ米軍が罪のない人たちを殺したのか、訳を知りたい」と目を潤ませた。生存者と共に訪米した金ドンファン牧師は「和解と許しを得るには、まず罪の告白がなされるべき。米国がなぜ1人残さず殺し、その事実を隠さねばならなかったのかが明らかにされねば」と語った。