香川で伝統行事チェサ講演会


 冠婚葬祭の在り方、手順を教える講演会が6日、香川県高松市の朝鮮商工会館で行われ、地域の在日同胞ら50人が参加した。

 「同胞冠婚葬祭マニュアル」の著者である朴禮緒・中央学院講師が講演した。

 朴講師は講演の際、在日同胞の間で今も伝統とされているチェサ(祭祀)の取り扱い方について詳しく説明。とくに男女、家族のあいさつの仕方、心得、準備の仕方など手順を追いながら説明し、またそうしたものがもつ意味について分かりやすく話した。

 元日に日本人が初詣でに行くのと同様、在日同胞の間ではチェサを過ごすのはなぜかなど、同胞の年中行事について、エピソードをまじえて説明した。

 また、会場からの質問に答えながら、朝鮮人の伝統的な名前の付け方、吉を招く姓名判断や、結婚に行き着くまでの手順や取り行い方などに答えた。