ニュースPICK-UP
在日 総聯中央を表敬訪問/朝鮮問題懇話会代表幹事
朝銀関東が臨時総代会
北 女子ソフトボールで銅
平壌サーカス団、最高賞/中国呉橋国際大会で
労働新聞代表団、中国へ
国連機関が朝鮮の食糧供給に関する報告書発表
KEDO大使に高野氏内定
南 初のキムチ学科/「世界化」をめざす清州科学大学
南北結ぶ自動車ラリー
南の製紙会社、北の緑化事業支援計画
「IMF克服できず」94%
モンゴル首相「朝鮮は直接対話を希望」
日本 村山訪朝団調整へ
学生の就職難深刻
プロ野球スーパーゲーム
国際 キューバ制裁撤廃を決議
在日/
朝鮮問題懇話会代表幹事の隅谷三喜男東京大学名誉教授が10日、東京都千代田区の総聯中央会館を訪れ、総聯中央徐萬述第1副議長と面談した。隅谷名誉教授は、10月19日から23日まで朝鮮社会科学者協会の招待を受け、12年ぶりに朝鮮を訪問した。
10月28日に開業した朝銀関東信用組合第48期臨時総代会が8日、横浜市内のホテルで行われ、朝銀東京、千葉、長野、新潟の事業譲受と事業譲渡契約書を承認することに関する議案が満場一致で採択された。朝銀北東、中部、西に続いて行われた朝銀関東の総代会により、昨春に合併した近畿を含め、すべての朝銀信組が5つの信組に再編成されて業務を開始することになる。
北/
中国・上海で10月30日から今月6日まで開かれた第7回アジア・女子ソフトボール選手権大会で朝鮮が銅メダルを獲得した。今大会には朝鮮、中国、インドネシア、フィリピン、日本など10の国と地域が参加し、予選・決勝リーグが行われた。朝鮮は決勝リーグで南朝鮮と対戦し、2―0で破った。(朝鮮通信)
第7回中国呉橋国際サーカス祭典で朝鮮・平壌サーカス団の「鉄棒飛行」が最高賞の「金獅子賞」を受賞した。同祭典は10月30日〜8日、河北省で開かれた。平壌サーカス団をはじめ、中国、ロシア、メキシコ、カザフスタン、モンゴル、カナダ、フィンランド、スウェーデン、米国など、世界各国・地域から参加したサーカス団による30余作品が上演された。審査委員長は「平壌サーカス団の『鉄棒飛行』はこれまでの固定観念を壊す画期的な作品だ」と高く評価した。(朝鮮通信)
中国を訪問する崔七男責任主筆を団長とする労働新聞代表団が8日、列車で平壌を出発した。(朝鮮通信)
対朝鮮食糧支援を行っている国連食糧農業機関(FAO)と世界食糧計画(WFP)が8日、朝鮮の食糧供給評価に関する特別報告書を発表した。同報告書は、朝鮮で今年生産された食糧が347万2000トンだと推定している。その内訳は、米152万3000トン(昨年比14%増)、トウモロコシ123万5000トン、ジャガイモ45万3000トン、2毛作の小麦と大麦24万1000トン、その他の穀物2万トンなどとなっている。10月9〜19日に行った現地調査などに基づいて作成されたもの。また、11月〜来年10月までの食糧必要量を476万5000トンとして、不足分は129万3000トンになると推定。朝鮮の食糧輸入分30万トン以外に国連など国際社会の食糧支援分28万トンを含め、99万3000トンの外部支援が必要だと指摘した。
河野洋平外相は11日、次期駐「韓」大使に内定した寺田輝介朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)兼日朝国交正常化交渉担当大使の後任に高野幸二郎駐サウジアラビア大使を任命する方針を固めた。
南/
大学に初めてキムチ学科が創設される。忠清北道の清州科学大学(陳東根学長)は来年、40人定員の「キムチ食品科学科」を新設することを決め、最近教育部に申請書を提出したことを8日、明らかにした。
陳学長は、「キムチを科学的に研究する専門家を育て、キムチの世界化に寄与する」と設立目的を語った。
大学側は、教育部からの認可が下りしだい、大学で食品工学や食品栄養学を専攻する教授やキムチ産業に従事する専門家を教授陣に迎え、2000年度から新入生を募集する予定。南朝鮮の大学では付属の専門機関でキムチを研究しているところはあるが、正規課程でのキムチ専攻科設立は初めて。
南朝鮮の統一部が11日、年末年始にかけてソウルと金剛山周辺で行われる「99統一祈願・金剛山国際自動車ラリー」を南北間の協力事業として承認したと発表した。同ラリーは南朝鮮の企画会社と「韓国自動車競走協会」が共同で朝鮮のアジア太平洋平和委員会と交渉しているもので、統一部が承認したのは計画だけ。実現するには双方で正式に合意文などを交わさなければならない。
南朝鮮のハンソル製紙が朝鮮の緑化事業を支援する計画を持っていることが7日、明らかになったと報じられた。当局者によると、同社は先週、北京で朝鮮側関係者と会い、10年間で200万本を植林する事業について意見交換を行ったという。
南朝鮮の文化日報と世論調査専門機関のソフレスグローバルリサーチが国際通貨基金(IMF)管理体制2年に際し、20歳以上の男女1000人を対象に「IMF管理体制による国民生活変化意識調査」と題する電話アンケートを行った。結果、94.6%が「南朝鮮はIMF管理体制による経済危機をいまだに克服できていない」、54.7%が「現大統領の任期中にIMF管理体制を完全に克服するのは困難だ」と答えた。
朝鮮を訪問した後、南朝鮮を訪れたモンゴルのアマルジャルガル首相は10日、南の文化放送(MBC)のインタビューに対し、「朝鮮高官らは南北間の直接対話を希望している」と述べた。
日本/
報道によると6月以降、頓挫したままになっている村山富市元首相(社民)を団長とする超党派議員訪朝団構想が再び動き出した。村山氏は「日朝関係を取り巻く状況は好転した」と判断し、自民党の野中広務幹事長代理らと具体的な協議に入りたい意向。青木幹雄官房長官も11日の記者会見で「現在の状態のままいつまでも朝鮮との問題を放置しておくわけにはいかない。できるだけ早く訪朝団が実現できたらと考えている」と述べ、政府も早期実現を歓迎している。
文部、労働の両省が国公私立大学62校、短大20校、高等専門学校六校、専修学校20校を選び就職を希望している5860人を対象に調査したところによると、来春、大学を卒業する就職希望者のうち、10月1日現在で就職が決まった人の割合(内定率)は63.6%と、前年同期を3.9ポイント下回ったことが12日、明らかになった。また全国の高校・公共職業安定所を対象に調査した高校卒業予定者の内定率も41.2%と前年同期より7.7ポイント低かった。いずれも両省が調査を初めて以来、最低の数字。就職難の深刻さが浮き彫りになった。
プロ野球の「日韓スーパーゲーム」は10日、東京ドームで最終戦が行われ、引き分けた。
対戦成績は南朝鮮選抜の1勝2敗1引き分けで通算成績は5勝8敗3引き分け。
今シーズン54本塁打で注目が集まった李承Y(三星)は、今回のゲームではホームランなしの16打数4安打に終わった。
国際/
報道によると国連総会は9日、米国の対キューバ経済制裁の撤廃を求めた決議を賛成多数で採択した。またキューバ側は米国に対し、1000億ドル(約10兆5000億円)の損害賠償を求める訴訟を起こす方針を明らかにした。決議は賛成155、反対2、棄権8で採択され、反対したのは米国とイスラエルのみ。