商品レーダー


「健康と美」追い求め/東京・文京区 (株)キンコー

 「健康と美」をテーマに、低価格で良質な健康・美容商品を提供している、(株)キンコー(康誠子社長)。8月にはホームページを開設し、通信販売や教育関連事業など業務内容も拡大、幅広い顧客の獲得へ新たなスタートを切った。そのキンコーお勧めの商品が、トリートメントヘアカラー「ヘナ」と、乾燥ワカメ「ワンド・ワカメ」である。

トリートメントヘアカラー「ヘナ」/髪に優しい植物染料

 トリートメントヘアカラー「ヘナ」は、西南アジアから北アフリカにかけて生息する植物「ヘナ」の葉をパウダー状にした、抹茶色の天然植物染料。欧米諸国ではスーパーで簡単に手に入るポピュラーな商品だ。白髪に悩む女性の間で静かなブームとなっている。

 最大の売りは、髪や地肌に優しい天然素材である点。薬品類はまったく化合しておらず、かぶれなどの症状を起こしたり、髪を傷める危険性は、一般のヘアカラーに比べて圧倒的に低い。また、優れたトリートメント効果も併せ持ち、髪をツヤとコシのある状態に保つ。増毛・殺菌効果もある。

 使い方の手軽さも人気の要因だ。パウダーを湯か水で溶いてペースト状にしたものを髪に塗り、一時間ほど放置するだけで、白髪の部分だけが鮮やかな茶褐色に染まる。あとは洗い流すだけで、自然な染め上がりが楽しめる。

乾燥ワカメ「ワンド・ワカメ」/手軽にアルカリ分摂取

 一方、折からの朝鮮料理ブームで人気を集めるのが「ワンド・ワカメ」だ。

 「ワンド・ワカメ」の特長の一つは、ワカメ本来の栄養がそのまま凝縮された、体に良いアルカリ自然食品であるという点。高アルカリ性であるため、酸性化した現代人の体質改善に効果があるという。また、ビタミン、ヨード、ミネラルなど各種の栄養素がふんだんに含まれており、産後・病後の回復や子供の発育にもうってつけだ。

 もう一つは、調理のしやすさ。袋から出し、水に浸して上げるだけという簡単さが受けている。一握りで十倍に膨れ上がり、洗ったり切ったりする必要がないため、手間が掛からない。

◇◇

 「ヘナ」は、100グラム1200円、1キロ(20回利用可)1万円。
 「ワンド・ワカメ」は1袋(100グラム、50人前)700円、1箱(30袋入り)1万7000円。

 キンコー 〒113―0033 東京都文京区本郷5―30―18 ガウプスビル3F TEL 03−3813−7835
 HP=http://www.kinko-net.co.jp


焼肉も「吸煙」時代に/使ってみましたホットプレート

 お店や自宅で焼肉を食べた後、肉のニオイや油が服にこびりついて嘆いたことはありませんか? 焼肉を楽しもうという時に真っ先に気にするのが、煙や油。それもそのはず、普通に肉を焼けば、煙は出るし、油も飛ぶものです。ところが、これを技術的に最大限にカットできる「吸煙型」のホットプレートが今、静かなブームとなっているのです。そこで「吸煙型」の効果を、実際に肉を焼いて調べてみました。

「セラコール」(セラコール産業)
「けむらん亭」(松下電気)
「油とり煙」(日立)

 今回、使用したのは、テレビや雑誌イオの通販「ドリームセラー」でおなじみのセラコール産業「セラコール」(7480円)、松下電気産業「油も煙もけむらん亭」(3万3000円)、日立製作所「焼き肉油とり煙(ゆとりえん)」(3万5000円)の3種。

 まずはセラコールを試した。協力してもらったのは、東京都練馬区にある「韓国家庭料理トトリ」。

 7月にオープンしたばかりの同店では、通販で5台を購入した。経営する金聖子さん(47)によると、以前は炭火焼肉店を経営していたが、使っていた炭火焼き器が「煙が出過ぎる」ので、家庭料理店への衣替えを機に替えたという。

 セラコールの熱源は、半永久的に反復使用が可能なセラミック製のセラコール炭。着火時以外は火を使わず、油分はテフロン板に開いた穴から落ちる構造で、煙を抑える。

 「最も煙が出にくい」タンを試しに焼いてみた。ほかの肉はタレに漬けてあることなどから、若干ながら煙は出てしまうという。

 セラコール炭が熱したのを確認し、テフロン板に肉をのせる。煙の量はゼロに近く、焼ける時のにおいも感じない。油もほとんど飛び散らず、むしろ肉から余分な油分が取れて、さっぱりした味に感じた。

 本来は空調設備は不要だが、同店ではダクトを併用しており、吸煙効果は倍増している。「お客さんの反応は上々」だそうだ。

 松下の「けむらん亭」の場合、ファンを回してテフロン板の周囲から空気を吹き出し、上空に「空気のカーテン」を作る。これが上がる煙を押さえこむ。煙と油は中央の吸込口から吸い取られ、フィルターで浄化される。

 日立の「油とり煙」も、テフロン板に開いた穴から油を落としつつ、ファンで煙を吸い取る。

 両方とも「吸煙」が売りなだけあって、横から見ると煙はほとんど上がらない。焼ける際に油は若干飛び散るものの、テーブルの汚れ方は少なかった。

 単純な比較になるが、煙をより抑えるのは「けむらん亭」、油をより抑えるのは「油とり煙」のように見えた。

 マンションのような密閉された住宅では、火災防止のために高感度の煙感知器とスプリンクラーを設置しているので、煙が出るホットプレートを使えない事情がある。だが、吸煙型のプレートなら室内でも安心して焼肉を楽しめる。

 3製品とも煙を抑える能力は十分に発揮できたと言える。ただ、セラコールは価格が安くて大量購入に向く反面、セッティングや手入れに若干、手間が掛かる。どちらかというと家庭より業務用に向いているようだ。

 逆に松下や日立の製品は、単価は高いが、取り扱いが簡単な電化製品ということもあり、家庭で手軽に使うのに適していると言える。(柳成根記者)

 ※試供品提供=松下電気産業、日立製作所(順不同)


 掲載を希望される方は、新製品の特長や価格、製造・販売元などをまとめた資料に必ず写真を添え、〒162―0815 東京都新宿区筑土八幡町2―4 朝鮮新報編集局日文部「商品レーダー」係までお送りください。編集部で検討したうえ、紹介いたします。