あの時 このひと言


 「朝米関係が好転しつつある中、日朝関係も1日も早くよくなってほしい。両国が本当に近い国になるためには、日本が絶対に過去を忘れてはならない。正しい歴史教育が必要だ」(2日、総聯中央を訪れた前国連事務次長の明石康日本予防外交センター会長)

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 「民族教育と同胞社会の未来を分けて考えることはできない。生徒数の減少など難しい問題は多いが、何があっても朝鮮学校を守らなくては」(10月31日、改築した新校舎で開かれた宇部朝鮮初中級学校40周年記念イベントで。実行委員会の尹功委員長)

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 「朝鮮人の味を出そうと試みた。目標は『新世代』と『民族』の融合。今後もみんなが楽しめる場を提供していきたい」(10月31日、地域同胞青年のロックバンドを集めたライブを企画した朝青横浜支部の朴英二副委員長)

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 「助けたり、助けられたりする。それが人が生きていくうえの基本だ。まして、侵略戦争の責任と償いをいまだ果たしていない日本が今すべきなのは、温かい手をさしのべること」(9月中旬、訪朝した酪農家の高橋良蔵さん。4年前からコメ支援を続けている)