ニュースPICK-UP
在日 新校舎竣工式/移転した長野初中
バレー、野球選手権大会
南 咸世煥氏が帰郷訴え
49年振りに老斤里へ/住民に発砲の米兵
日本 介護保険一部見直し
在日/
創立30周年に際して移転、新築された長野朝鮮初中級学校(松本市)の新校舎竣工式が7日、同校で行われ、児童生徒、保護者、教職員、卒業生をはじめ同胞ら550余人、日本市民ら150余人が参加した。総聯中央の徐萬述第1副議長、有賀正松本市長が祝賀に訪れ、長野県知事からも祝賀メッセージが寄せられた。
交通の便利な松本市島内の高速長野道インターそばに建てられた新校舎の総工費は17億2000万円。旧敷地の2倍近い約6000坪の敷地に3階建の第1教室棟をはじめ、体育館、寄宿舎、第2教室棟、サッカーの公式試合が可能な総合グラウンド、サブグラウンドを配し、最新の設備を備えている。
第28回在日本朝鮮人バレーボール選手権大会が6〜7日、兵庫県のグリーンアリーナ神戸で行われた。大会には男女それぞれ7チームが参加し、男子部門で大阪が6連覇、女子は朝鮮大学校が2年連続7度目の優勝を飾った。
また第23回在日本朝鮮人野球選手権大会が、6〜7日、愛知県名古屋市の洗堰緑地公園野球場で行われ、愛知が全勝で優勝した。
北/
今春着工した平壌―南浦間高速道路の路盤工事が基本的に終了した。8日発朝鮮中央通信によると、平壌・万景台の分かれ道から西海岸の南浦市港口区域上大頭洞までを結ぶ高速道路のほぼ全域(46.3キロ)で路盤工事と必要な構造物の工事が終わり、すでにその上を工事用の車両などが走っている。完成予定は朝鮮労働党創建55周年を迎える来年10月10日だが、工事参加者たちはそれを早める意気込みだ。
一方、金鐘泰電気機関車連合企業所が新たに「第2の千里馬大進軍」号電気機関車を生産した。3〜4日に開かれた第2の千里馬大進軍先駆者大会を記念したもの。資材が不足するなか、同企業所の労働者たちは大会を大きく盛り上げようと、新たなアイデアを出し合い努力を重ねて独自に数千トン、100余種の資材や付属品を生産し、新たな電気機関車生産を成功させた。
南/
聯合ニュースによると朝鮮が送還を求めている元非転向長期囚の咸世煥氏(68)が入院中の忠清南道大田の病院で8日、朝鮮への帰還を求めた。
咸氏は「北の家族のもとに帰る日だけを待ちわびているのに、病気にかかってしまった。国連も国家保安法の廃止を勧告し、米国は北の米軍遺骨を直接持っていく時代なのに、戦争捕虜がなぜ自分の国に帰れないのか」と涙ながらに訴えた。咸氏は40度を超える高熱と視力悪化で病床にいるが、南には肉親がいないため市民グループが看病している。
朝鮮戦争当時、忠清北道・永同郡老斤里の京釜鉄道のトンネルで、住民に機関銃を乱射した元米兵のエドワード・デイリ氏(米・テネシー州在住)が3日、49年ぶりに現地を訪れた。
デイリ氏は「当時トンネルには婦女子と子供ら200余人が隠れており、『橋から出てくる避難民をゲリラとみなして発砲しろ』との上部の指示に従った」と語った。当時、米第1機甲師団に属していたデイリ氏は、9月末に老斤里虐殺事件を報じたAP通信の連絡を受け、事件の生存者がいることを初めて知った。4日には被害者と面談した。
日本/
日本政府は5日、4月スタートの介護保険制度について、自自公3党から求められていた「円滑な実施のための特別対策」を正式に決定した。65歳以上の保険料の徴収を半年間見合わせ、その後1年間を半額とすることなどを柱としている。しかし、制度実施を目前にした時期の突然の見直しに、財源をどうするのか、選挙に向けたパフォーマンスだ、と与党内部からの反発も多い。
国際/
国連教育科学文化機関(ユネスコ)第30回総会(パリ)で2日、朝鮮代表団団長が演説した。
団長は朝鮮人民は今世紀の半分の期間、植民地を強いられ、数多くの文化財を略奪されたとしながら、その被害の補償を受ける法的権利があると強調した。
また21世紀にさしかかっているこんにち、教育、科学、文化の発展を通じ、より文明で平和な世界を建設する使命を担っているユネスコの地位と役割は重要視されていると述べた。 (朝鮮通信)