春夏秋冬
読者との接点、連携をどう保っていくか。新聞に限らずすべての出版物に提起される問題だろう。朝鮮新報がリニューアルされてから金曜日号5面の「健康・趣味」欄では、日本の出版社からの寄贈で「本のプレゼント」コーナーを定期的に出すようにした。読者との接点にしたいと思ったからだ
▼これまで4冊取り上げた。「ツボ療法100」(李昇昊著)、「漢方で治すアトピー性皮膚炎」(梁哲宗著)、「山なんて嫌いだった」(市毛良枝著)、「落ちこぼれてエベレスト」(野口健著)だ。本によって応募者の世代が異なる
▼「ツボ」、「漢方」の応募者は40〜60代が主だが、「山なんて」は40〜70代で層が広く、市毛さんの人気ぶりを反映しているようだ。史上最年少(25歳)で7大陸最高峰登頂達成の「エベレスト」はぐっと下がって10〜30代が主
▼応募はがきには、「紙面が一新された新報は身近に感じられ、読むのが楽しみ」などの感想が添えられる事もあり、紙面作りの大きな励ましになる。このごろは、郵便物の配達される時間が待ち遠しくなっている
▼プレゼントコーナーを楽しみにしている人もいるようだ。読者との接点の一つにしたいとの思いは通じた。「ツボ」と「漢方」の本は締め切り後も問い合わせがあり、健康への関心の高さを示している。健康と趣味に関する本で読みたいのがあれば連絡して欲しい。また新しい世代に新報をもっと読んでもらうためにも、彼らが関心を持つ本を出版社の厚意で取り上げて行きたい
▼5日号は温泉の本。どんどん応募して下さい。紙面への感想もぜひ一緒に。(喜)