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在日  神戸朝高記念フェスタ

北   平壌で米兵の遺骨を引渡/人民軍、米軍側代表に
    孫基禎氏をコリアンに/国籍変更求めIOCに書簡
    民族免疫デー
    ローラーホッケーで銀

南   日本と閣僚懇談会

国際  男子マラソン世界最高/2時間6分の壁破る


在日/

神戸朝高記念フェスタ

 今年4月に創立50周年を迎えた神戸朝鮮高級学校の校舎と体育館改築が完成し、24日それを祝う記念フェスティバル「はばたけinKOBE」が同校で行われた。3200余人の卒業生、同胞らで賑わった行事では、テープカット、記念集会、学生たちの文化公演などが行われた。

 総予算3億3000万円を投じた改築事業では、校舎の外装および内装工事が行われ、多目的ホール、同窓会室を新設、机や椅子、コンピューターなどの備品も新しく揃えられた。また正門も改修し、体育館の内装も行った。一連の創立50周年記念事業は、来年3月まで行われる。

 

北/

平壌で米兵の遺骨を引渡/人民軍、米軍側代表に

 朝鮮人民軍は25日、平壌で米軍側と合意した新しい引き渡し手続きに沿って、朝鮮戦争行方不明米兵の第2次遺骨発掘作業で発掘した4体の遺骨を、米軍側代表のジョーンズ国防副次官補に引き渡した。1996年に始まった朝米による合同捜索で見つかった遺骨は、これまで板門店の国連軍経由で引き渡されていたが、両国間で直接引き渡されるのは今回が初めて。

 この日10時45分に米軍輸送機が平壌飛行場に到着し、40分間にかけて引き渡し作業が行われた。朝鮮は停戦協定の当事者である米国との平和協定締結を求めており、遺骨返還の際に国連軍を通さず、朝米間で行うことを主張、今月初に米がこれを受け入れた。【平壌発金志永、李鉉民記者】

 

孫基禎氏をコリアンに/国籍変更求めIOCに書簡

 朝鮮オリンピック委員会がこのほど国際オリンピック委員会(IOC)に書簡を送り、1936年のベルリン五輪マラソンに「日本選手」として出場、優勝した孫基禎氏を朝鮮人として登録するよう提案した。

 22日発の朝鮮中央通信が伝えたもので、「本人とわが民族の意思、IOC憲章を踏みにじって、朝鮮人である孫の国籍が『日本国籍』でそのまま残っているのは、わが民族の尊厳をき損するもの」としながらIOCの記録文書などでの孫氏の国籍を「朝鮮人(コリアン)」と改めるよう求めた。

 当時の東亜日報は、孫氏の写真を掲載するにあたって日の丸を黒く塗りつぶし、抵抗精神を示した。同紙はこのため、停刊処分を受けやがて廃刊に追い込まれた。

 

民族免疫デー

 「第3回民族免疫デー」開幕集会が20日、平壌の人民文化宮殿で行われ、金秀学保健相、ディラワル・アリ・カーン駐朝国連児童基金代表、世界保健機関免疫拡張計画のデュ・ユ・ピン顧問らが参加した。

 金保健相は、朝鮮民衆が自然災害によって生活と健康面で試練を経ているとき、気高い人道精神で支援してくれた国際機関、多くの政府ならび非政府組織に謝意を表すと述べ、今後も朝鮮の子供たちの健康増進のための協力と期待を表明した。

 この日、平壌市と地方の5歳以下のすべての子供に予防接種が行われた。(朝鮮通信)

 

ローラーホッケーで銀

 18日から21日まで中国・上海で行われた、第8回アジアローラーホッケー選手権大会(男子)で朝鮮チームが銀メダルを獲得した。

 アジアの七ヵ国と地域が参加した競技はリーグ戦で行われ、朝鮮は南朝鮮を11−0、中国を5−3、インドを15−1、チャイニーズ台北を26−0で破った。 (朝鮮通信)

 

南/

日本と閣僚懇談会

 南朝鮮と日本の第2回閣僚懇談会が23〜24日、済州道で開かれ、金鍾泌、小渕恵三の両首相をはじめ19人の閣僚・次官が参加した。昨年11月の鹿児島に次いで2回目。

 懇談会では、サッカーのW杯を共催する2002年を「日韓交流年」とすることで合意、北東アジア地域の平和と安定について話し合う多国間安保対話の創設問題などが論議された。この構想について朝鮮は「時期尚早だ」(労働新聞19日付)と批判している。

 

国際/

男子マラソン世界最高/2時間6分の壁破る

 24日に行われた米シカゴ・マラソン男子の部で、モロッコのハリド・ハヌーシ(27)が2時間5分42秒の世界最高記録をマーク。史上初めて2時間6分の壁を破った。

 これまでの世界最高は1998年のベルリン・マラソンで、ブラジルのロナウド・ダコスタが出した2時間6分5秒。

 ハヌーシはこの日、30キロ過ぎまでケニアのモーゼス・タヌイに30秒の差で遅れていたが、驚異的な追い上げで逆転した。