経済センサー/広がるアウトソーシング
経営合理化のために業務のアウトソーシング(外部委託)を取り入れる傾向が、中堅・中小企業でも強まっている。日本経済新聞社が9月に実施した「地方有力企業調査」で分かった。
同紙が今月4日付で報じたところによると、回答した850社のうち、「一部で導入済み」と答えた企業は34.1%、「検討している」は38.4%。業種別では、金融機関(20社)で7割が「導入済み」と答えた。一方、「導入する考えはない」は全体の23.1%だった。
また現在の従業員数について「過剰」と答えた企業が4割を超えており、人員の過剰感が強いことが分かる。
なお同調査では、大都市圏を含め地域を基盤に生産・営業活動を展開する1228社を対象として抽出。製造業467社、金融業を含む非製造業383社が有効回答を寄せた。