ニュースＰＩＣＫ-ＵＰ
在日 南大阪中級が４０周年
焼肉集中講座
北 マラソン女王､記念切手に
民主朝鮮｢今年は豊作｣/農業相も｢１５〜２０％増｣
南 老斤里事件に抗議
国際 東アジアに新安保構想
在日/
大阪府の泉州、堺地域の同胞たちが建てた南大阪朝鮮中級学校が創立４０周年を迎え１７日、同学校で祝賀の集いと連合同窓会が行われた。地域の同胞たちや卒業生、泉大津市の茶谷輝和市長をはじめとする日本市民ら４２０余名が参加した。
集いで報告をした金良剛校長は、学校の発展のために寄与してきた同胞たちの熱い思いを語りながら、民族教育の発展のため、力を合わせていこうと訴えた。
１９９９年度朝鮮料理（焼肉）店経営集中講座の第１回講座（主催＝商工連・同胞飲食業者協議会）が１９〜２０日、東京・上野の朝鮮商工会館で行われ、日本各地の同胞業者ら約７０人が参加した。
競争が激化する業界で生き残るための経営ノウハウを学び、同胞業者どうしのネットワークを築こうというもの。今回は経営コンセプトの見直しや接客サービス改善に関する講義と、繁盛店の見学などが行われた。１１月の第２回講座では、メニュー開発法などがテーマになる。
北/
１７日発朝鮮中央通信によると、朝鮮の逓信省は、第７回世界陸上選手権の女子マラソンで優勝したチョン・ソンオク選手の記念切手、記念はがきと封筒、記念の切手帳を発行した。
記念切手は２ウォンと４０チョンの２種。２ウォン切手は表彰台の上で国歌を聞くチョン選手の表情をデザインしたもので、バックのシートの部分にはスタート場面が描かれている。４０チョン切手の方は、凱旋帰国した時の笑顔を円形に囲んで右に、力走する姿を左に配したデザインだ。
今年、朝鮮が豊作だったことが明らかになった。朝鮮の最高人民会議常任委員会、内閣機関紙の民主朝鮮８日付は今月初に行われた内閣全体会議拡大会議の報道の中で、「豊作となった今年の農業を締めくくり、来年の準備を進めること」を課題として提起した。
また、農業支援プロジェクト視察のため朝鮮を訪れていた国連国際農業開発基金（ＩＦＡＤ）の柴田孝男経済政策・財源戦略担当総裁補が１９日、東京の国連大学本部で記者会見し、朝鮮の穀物生産は前年比１５〜２０％の増産となるとの見通しを明らかにした。李河燮農業相が、柴田総裁補との会談の中で語った。
南/
１６日､｢韓国大学総学生会連合」所属の学生１０００余人がソウル市内で朝鮮戦争時の米国による住民虐殺事件に抗議し､集会を行った｡
学生らは「われわれは老斤里虐殺蛮行に抗議する」などのスローガンを叫んだり、ビラをまきながら事件の真相究明を求めた。
日本/
朝鮮統一支持運動第１８回全国集会が１６〜１７日、東京・千代田区の日本教育会館で行われた。朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会、朝鮮女性と連帯する日本婦人連絡会などからなる実行委員会が主催した。
基調報告と討論、記念講演、シンポジウムが行われ、運動強化の目標として（１）日本政府の朝鮮分断固定化、朝鮮敵視政策の転換（２）前提条件なしの日朝国交正常化交渉再開（３）世界の朝鮮統一支持運動との連携強化（４）全国民的日朝友好促進と在日朝鮮人の民族的諸権利の擁護――が示された。
防衛庁は２７日から１１月９日まで実施する海上自衛隊の実動演習で、「周辺事態」を想定した米軍への補給、輸送などの兵たん支援や捜索・救助の訓練を行うことを１９日明らかにした。日本周辺海域で行われる同演習には艦船１１０隻、航空機１８０機、人員３万２０００人が参加。同演習の一環として米軍との共同演習も３〜９日に行われ、米側から艦船１０隻、航空機８０機が参加する予定。
国際/
報道によると、東南アジア諸国連合(ＡＳＥＡＮ)各国と中国、日本、南朝鮮との間で東アジアの政治、安全保障、経済などについて意見交換する新たな定期会合を設ける構想が浮上している。１１月にマニラで開くＡＳＥＡＮ＋３（日・中・南）首脳会議での合意を目指す。一方、労働新聞１９日付は、米・日・南が進める北東アジアに多国間安保協力体制を設ける構想について、「どの面から見ても時期尚早だ｣と指摘した｡