ニュースPICK-UP
北 中国外相訪朝/金委員長、白外相と会談
国交50周年で中国首脳と祝電交換
日外務省外郭団体が訪朝
豪外相と24年ぶり会談
檀君陵で開天節行事
朝鮮、新体操五輪出場ならず
好評博したジャガイモ食品展示会
第13回平壌国際卓球競技大会が閉幕
新文化相に康能洙氏
南 慶尚北道原発で22人被ばく
老斤里事件の真相究明求め集会
南朝鮮軍の第1陣が東ティモールへ
在日/
今年度のインターハイに団体競技で始めて出場した大阪朝鮮高級学校サッカー部が、3日に行われた全国高校サッカー選手権大会の大阪府予選大会6回戦で、PK戦の末惜敗した。
予選で第1シードだった朝高は9月26日に行われた5回戦で高槻北高校にPK戦で勝ち、この日は大商学園高校と対戦した。
朝高は決定的な場面で得点できず、試合は延長戦に持ち込まれた。朝高はオウンゴールで1点リードしたが試合終了10秒前に追いつかれ、PK戦に。9―10で惜敗した。なお愛知、広島の各朝高サッカー部が4日現在ベスト16に勝ち進んでおり、神戸朝高は9日が初戦。
「新時代民族青春在日朝鮮青年体育祭99」(朝青中央主催)が2、3の両日愛知青少年公園と周辺の競技場で催され、全国から1000人の同胞青年が参加した。
体育祭ではサッカーで埼玉中部支部、野球で神奈川神港支部、バレーボール男子で朝銀東京支部、同女子で岐阜東濃支部、ボーリング団体戦で朝銀近畿大阪支部がそれぞれ優勝した。
北/
朝中国交樹立50周年行事に参加する中国の唐家○外相(○は王へんに旋)が5日、空路平壌に到着した。中国外相の訪朝は8年ぶり。
この日、唐外相は白南淳外相と万寿台議事堂で会談し2国間の親善関係と相互の関心事について意見を交わした。また唐外相らは6日、最高人民会議常任委員会金永南委員長と万寿台議事堂で会談した。
朝鮮からも北京で開かれる国交樹立50周年記念式典出席のため、林東春外務省副相を団長とする朝鮮外務省代表団が4日、平壌駅を発った。 (朝鮮通信)
金正日総書記は5日、朝中国交樹立50周年にあたり最高人民会議常任委員会金永南委員長、洪成南総理との連名で中国共産党総書記で中央軍事委員会主席の江沢民国家主席、全国人民代表大会常務委員会の李鵬委員長、朱鎔基首相に祝電を送った。中国側からも5日、連名で金正日総書記らに祝電が寄せられた。(朝鮮通信)
日本外務省の外郭団体である国際問題研究所(小和田恒所長)の小沢俊朗所長代行ら2人が5日、朝鮮の「軍縮平和研究所」の招待で訪朝した。また雑誌「世界」の岡本厚編集長が2日、平壌に到着した。
オーストラリア外務省は4日、白南淳外相が9月末、ニューヨークでダウナー外相と朝鮮半島の緊張緩和について論議したと明かした。また会談で豪政府が朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)に200万オーストラリアドルの追加支援を約束したと明らかにした。オーストラリアの外相会談は75年以来。
民族の自主と大団結のための開天節行事が檀君民族統一協議会の主催により3日、平壌市江東郡の檀君陵で行われた。
民族和解協議会会長である朝鮮社会民主党の金永大委員長をはじめ日本、中国、ヨーロッパ、ロシアなど海外の同胞らが参加した。
行事では北、南、海外共同決議文が採択された。(朝鮮通信)
シドニー五輪の予選を兼ねた第23回世界新体操選手権大阪大会が、9月28日から10月3日まで大阪市中央体育館で行われ、団体総合に出場した朝鮮は1日目(1日)のクラブ競技で9位と健闘を見せたが、19位にとどまり、五輪の出場権は得られなかった。
5日発朝鮮中央通信によると最近平壌市内の人民文化宮殿でジャガイモ食品展示会が開かれ、蒼光奉仕管理局が準備した200種類以上のメニューが紹介された。ジャガイモを材料にした50余種のごはん、うどん、もち類をはじめ饅頭、パン、からあげ、キムチなど工夫を凝らしたメニューが多数並んだ。
9月30日に開幕した第13回平壌国際卓球招待競技大会の閉幕式が3日、平壌の卓球競技館で行われた。大会成績は次のとおり。
団体戦 男子(1)中国(2)朝鮮B(3)朝鮮A 女子(1)朝鮮A(2)朝鮮B(3)中国
個人戦では朝鮮が男子ダブルス、女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスの部門でそれぞれ優勝した。(朝鮮通信)
朝鮮最高人民会議常任委員会が崔在賢氏を文化相から解任し、康能洙氏を任命する9月30日付政令を発表した。康氏は朝鮮作家同盟副委員長、朝鮮文学創作社副社長を歴任した。(朝鮮通信)
南/
南朝鮮科学技術部は5日、慶尚北道の東海(日本海)側にある「韓国」電力の月城原子力発電所3号機(出力70万キロワット)で4日午後7時ごろ、冷却水ポンプの整備作業中に重水が漏れ出し、作業員22人が被ばくしたことを明らかにした。同原発では作業員の被ばく量は軽微で、発電所の外に放射能が漏れた可能性はないとしている。
AP通信が朝鮮戦争初期の1950年7月に米軍が女性や子供を含む数百人を無差別に射殺した「老斤里虐殺事件」を報じたことに関して、1日南朝鮮の駐「韓」米軍犯罪根絶運動本部が、ソウル市内の米軍基地前で集会を開き、事件の真相究明を求めた。参加者は「事件の実態が50年ぶりに米軍の公式文書を通じて具体的に確認された以上、米国は虐殺行為を公式に謝罪し、責任者処罰、被害者、遺族たちに対する賠償をしなければならない」と求めた。AP通信、CNN放送など内外の記者20余人が取材するなど高い関心を見せた。
東ティモールに展開している国連の多国籍軍に参加する南朝鮮軍の第1陣209人が4日、ソウル空港を出発した。第2陣は9日に出発する予定。
日本/
自民、自由、公明の3党連立による小渕第2次改造内閣が5日、発足した。
河野洋平新外相は同日の就任会見で、官房長官当時の1993年8月に発表した従軍慰安婦の「強制性」を認めた談話について「根拠をもって発表した」「撤回する必要があるとは思っていない。確信を持っている」と述べた。また6日、日朝間の直行チャーター便の運行停止措置の解除を検討する考えを明らかにした。