山で元気!/笹子雁ケ腹摺山(1357.7メートル)
雁鴨が飛翔するコースにあったため名付けられたと言われる。雁ケ腹摺山と牛奥雁ケ腹摺山とともに大月市選定の秀麗富岳12景に入っている。
笹子駅から国道20号を甲府方面に歩く。新中橋バス停で左の旧甲州街道に入ると、すぐ右側に笹子雁ケ腹摺山の道標があり、ここから登山道。
すぐに杉林の急登になるが、30分ほどで広葉樹林に。尾根をたどると再び登り。やがて大きな鉄塔に着く。1、2分で頂上に着く。「山梨百名山」の標識と三等三角点がある。富士山は望めなかったが、お坊山や大鹿山、滝子山方面の山々の展望はよかった。
下りは笹子峠に向かう。大きな送電線鉄塔から振り返ると見事な三角錐があった。階段の急斜面をドンドン下っていくと笹子峠の旧国道に出る。明治時代の雰囲気が残るレンガ作りのトンネルがポッカリと口をあけていた。
トンネルの左に下ると笹子峠自然遊歩道の入口がある。県指定の天然記念物、矢立の杉が大きく聳えている。20分ほど歩くと、再び旧国道に。新中橋からは往路を笹子まで戻る。国道脇の田には稲穂が黄色に輝いていた。帰路、大月駅前の銭湯に。他のグループと意気投合、登山はしんどいが、明日への元気、意欲を得られるのが何よりと、登山談義が盛り上がった。(東京P・K)
コースとタイム | JR中央本線笹子下車〜 新中橋・登山道入口〜 笹子雁ケ腹摺山〜 笹子峠〜矢立の杉〜 新中橋〜笹子駅 (9月5日、4時間45分) |
山行アドバイス | 国道沿い歩きが往復1時間、 新緑と晩秋のころがお薦め。 |
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