女性・家庭欄をはじめます
10月の紙面から月曜日付けで「女性・家庭欄」を始めます。新世紀の足音が近づきつつあるこんにち、20世紀の受難の歴史を朝鮮民族がどう生きたかを描く「語り継ごう20世紀の物語」をはじめ、地域で懸命に働く女性たちのリレーエッセーや朝鮮問題に真しに向き合う人々を紹介する「私の会った人」、その他、日本のメディアとはひと味もふた味も違う映画評「女のシネマ」、朝鮮料理をはじめ多彩な料理を紹介する「かんたんクッキング」などを掲載します。
「語り継ごう20世紀の物語」
植民地支配と世界戦争の時代である20世紀。無数の人々が祖国を追われ、受難の歴史を生き抜きました。在日朝鮮人も例外ではありません。その歴史の現場にもう一度立ち戻り、人々がどう生き抜いたのか、軌跡をたどりたいと思います。(随時掲載)
リレーエッセー「それぞれの四季」
日本の社会は「共働き」家庭が半数を超えています。同胞社会はそれを上回る傾向にあります。その中にあって儒教をベースに置く伝統的な同胞家庭のありかた、結婚観、仕事観などは、変容を迫られつつあります。女性4人によるリレーエッセー「それぞれの四季」(月曜日号掲載)と、「言いたい、聞きたい」(随時掲載)は、暮らし、生き方を通じての思いを自由に語りあう場にしたいと思います。同胞女性のみなさまのご意見をお待ちしています。意見は原稿用紙に、住所、氏名、年齢、職業、電話番号を書き、本紙「女性欄」に送ってください。(TEL 03−3268−8583)
診察室から
育児、家庭、仕事と多忙な日常を過ごす女性たち。家族や社会の変化は常に好ましい結果をもたらすとは限りません。女性や家族をめぐる状況について、京都大学婦人科学産科学教室に在籍する30代気鋭の同胞女性医師が考察するコラムです。(月1回掲載)