総聯の「愛の募金運動」/1500人の同胞に義援金
昨年11月23日から12月19日にかけて行われた総聯の「愛の募金運動」で集められた義援金が、昨年末に1503人の同胞に伝達された。
総聯中央の同胞生活局が集計したところ、募金運動には2万余人の同胞らが参加。総聯支部が地域で独自に行い、今のところ集計に含まれていないものもあり、実際には募金運動参加者、伝達された同胞数はともに、より多いと見られる。
義援金が伝達されたのは、1人暮らしや寝たきりの高齢者(約500人)、ハンセン氏病患者を始めとする長期療養者(約300人)、孤児・交通遺児(約130人)、活動家の遺族(約250世帯)、闘病中の活動家(約80人)など。義援金は現金もしくはリハビリ用品や文具券、図書券など慰問品のかたちで伝達された。
同胞生活局には今年に入り、義援金を伝達された児童から、「お年玉どうもありがとう。大切に使わせていただきます」などの感謝の手紙が寄せられている。
募金運動には、一般の同胞から朝鮮学校の生徒・児童までが幅広く参加した。四国朝鮮初中級学校の金柴龍君(初4)、金大龍君(初3)の兄弟は、この運動のための1年分の貯金を寄付。朝鮮大学校外国語学部と師範教育学部の学生らは、サッカーのチャリティー試合を企画したという。