解放前の在日朝鮮人関連新聞記事の見出しをデータベース化/インターネット上で公開

　解放前の在日朝鮮人に関する西日本各地の新聞記事の見出しを集め、検索できるようにしたデータベースがインターネット上で公開されている。朝鮮史研究家の堀内稔さん（５１、神戸市在住）、京都大学の水野直樹助教授（４８）、九州国際大学の坂本悠一教授（５０）が協力し、研究のために自分たちが検索したデータを、誰でも自由に検索できるようにしたもの。

　現在、収録されている見出しデータは、１９００年代から１９５０年代にかけての大阪朝日新聞、大阪毎日新聞（ともに神戸版）、神戸新聞、福岡日日新聞などから拾い上げたもので、計１万７７０８件。見出し中の語句、新聞名、地域などで検索できる。

　現在は堀内さんが集めた兵庫県内の資料が主だが、水野助教授が集めた京都府内の資料と、坂本教授が集めた福岡県内の資料を順次、追加していく予定だ。

　新たなデータの提供と、データ入力作業への協力も呼びかけている。

　ホームページのアドレスは

  http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~mizna/database/shinbun/shinbun.html