初・中級部バスケット関東選手権
第19回在日本朝鮮人中級学校関東地方バスケットボール選手権大会が15、17の両日、東京・北区の桐ヶ丘体育館で、第2回在日本朝鮮人初級学校関東地方選手権大会が15、16の両日、東京・板橋区の小豆沢体育館でそれぞれ開かれた。関東地方から初・中級部あわせて38チーム、500余人の選手が参加。
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中級部の試合は男女ともにトーナメント方式で行われた。
中級部男子部門には8チームが出場。初優勝にかける東京第4と、第13回大会以来6年ぶり2度目の優勝を狙う神奈川との間で決勝戦が行われた。
前半は24−21と神奈川がリードしたが、後半30秒に東京第4が得点を上げ、27−24で逆転。その後、終了間際まで激しい攻防戦が繰り広げられたが、57−53で東京第4が辛くも逃げ切り、初優勝を飾った。
康栄哲主将(3年)は「みんなの団結した力があったから優勝できた」と語っていた。
一方、10チームが参加した中級部女子部門では、後半から着実にリードを広げた東京朝中が、東京第4を60−40で破り、3年連続の優勝を果たした。
◇成績
男子 (1)東京第4 (2)神奈川
(3)東京第7
女子 (1)東京朝中 (2)東京第4 (3)東京第1
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初級部男子部門には8チームが出場。4チームずつ2組での予選リーグの後、順位別勝者戦が行われた。
決勝戦では、予選リーグ全勝の鶴見と東京第6が対戦。身長160センチの金勝秀君(6年)を中心に、安定した実力を発揮した東京第6が48−29で優勝した。
また、12チームが参加した初級部女子部門でも、3チームずつ4組の予選リーグを経て、順位別勝者戦が行われた。
決勝カードは昨年と同じ顔合わせだった。2年連続優勝を狙う東京第1と、昨年の大会で同校に王座を奪われ、雪辱に燃える東京第3。白熱した接戦が繰り広げられたが、東京第3の雪辱ならず、24−13で東京第1が2連覇を達成した。
東京第1初中の呉伯根校長(大会副委員長)は「決勝戦をはじめ全般的にレベルが高まっており、とくにディフェンスでの好プレーが目立った」と話していた。
◇成績
男子 (1)東京第6 (2)鶴見
(3)東京第4
女子 (1)東京第1 (2)東京第3 (3)東京第4