千葉初中支援でチャリティーコンサート金剛山歌劇団公演
千葉朝鮮初中級学校卒業生の連合同窓会「オソルパラム(ここち良い風)」主催による千葉初中支援・チャリティーコンサート金剛山歌劇団公演が昨年12月23日、千葉市の千葉県文化ホールで行われ、同校の卒業生と父母、同胞ら1000余人が詰めかけた。
コンサートは、生徒たちの民族心を養うとともに、生徒たちが大ホールの舞台に上がり、歌や踊りを披露することで、夢と希望を与えようとの思いから企画したもの。
そして、OBをはじめ地域同胞の団結を一層強め、学校を支援していこうとの目的から、「オソルパラム」のメンバーらが中心となり、広告集めなどの準備を進めてきた。昨年四月には実行委を組織し、同胞宅を1軒1軒訪ね、参加を呼びかけてきた。
コンサートには、県下の同胞、千葉初中生徒らも出演した。オープニングは千葉初中初級部の舞踊部メンバーによる「海辺にて」。女性同盟千葉のオモニノレサークル「ヘバラギ(ひまわり)」メンバーの重唱「ピョンヤン心の故郷」や金剛山歌劇団による民族色豊かな歌や踊りなど16演目が披露された。朝銀千葉の朝青員らによる男声重唱「いつも心に」はとくに迫力満点で、観客から大きな拍手を浴びていた。
総聯千葉県本部の゙圭玉顧問(73)は「私たち1世が後世のために民族教育を守ってきたように、卒業生たちが未来を担う後輩たちのためにコンサートを企画したのはとても良いことだ」と話していた。