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国防委員会委員長推戴を祝う/各国大使と各界人士の談話


 8日、東京で行われた共和国創建50周年祝賀宴に参加した日本の各界人士と中国、キューバの駐日大使が金正日総書記の国防委員会委員長推戴を祝って本社に談話を寄せた。(順不同、文責編集部)

 

新時代を作る両国の友好

駐日中国大使 陳健

 共和国は金日成主席と金正日総書記の指導の下これまで、社会主義建設で大きな成果を達成した。中国と朝鮮は唇歯の関係だ。中国は朝鮮人民の成果を心から喜んでいる。

 共和国が創建され50年というこの喜ばしい時期に金正日総書記の国防委員会委員長の推戴は、2重の喜びでもある。

 中国政府と人民は共和国との伝統的な友好関係をとても重要視している。江沢民主席と金正日総書記の指導の下、今後も両国の友好関係が新しい時代をつくることを期待したい。

 

人民のための政治を支持

駐日キューバ大使 ネリダ・ミノビス

 今日、こうして在日朝鮮人とともに共和国創建50周年を祝う場に招かれたことを光栄に思う。

 金正日総書記のように素晴らしい指導者を持った朝鮮人民を祝賀するとともに、今後、朝鮮とキューバの人民が友好親善の関係を発展させることを願う。

 総書記が国防委員会委員長に推戴されたことは、朝鮮人民による非常に重要な決定だ。総書記の人民のための政治は、今後も国際社会で支持を受けるはずだ。その指導のもと、今後も朝鮮民族が繁栄していくことを願う。

 

日朝関係の発展望む

衆議院議員 近藤昭一

 国防委員会委員長という、国家を代表する地位に立たれたことを、心から祝福する。

 日本では少し前、共和国の「弾道ミサイル問題」に対し、過敏に反応した。この対応を大変遺憾に思う。日本はもっと冷静に対応すべきだった。

 日本の共和国への理解が足りないということで誤解が深まり、関係が悪化することを何よりも避けたい。日本は対話の窓口を閉ざすべきではない。

 今後は、金正日総書記がさらに指導力を発揮し、日朝関係が発展することを望む。

 

人民と共に今後も成果を

元衆議院議員 広瀬秀吉

 金日成主席が創建した共和国を金正日総書記が代をついで継承していくという意味で、今後の発展を多いに期待したい。

 名実ともに党、国家の指導者になられたわけだから、これからは、農村、工場などの現地指導をされる過程で人民大衆とともにさらなる成果を上げることを望む。

 何よりも、今回の推戴を待ち望んでいた人民とともに、共和国の新しい時代を築いてくれることと思う。日本の1人の友人として今回の推戴を心から祝福している。

 

指導者としての高い実績

朝鮮の自主的平和統一支持日本委員会議長 槙枝元文

 金正日総書記が名実ともに国家の最高首位にたたれたことを祝うと共に、今後は外交面でも活躍してくれることを望む。

 金日成主席が逝去されてから去る4年間、共和国は水害などの復旧活動に心血を注ぐ一方で、国を一つにまとめてきた指導者としての実績は高く評価できると思う。

 共和国を取り巻く情勢は依然として厳しく今後も試練はあるだろうが、これまでの指導者としての実績を、国家の顔としてあらゆる面で発揮していくことを願っている。

 

日朝交渉の早期再開を

元首相夫人 三木睦子

 金正日総書記が国家の最高職責に推戴されたことは当然の成り行きであり、大変嬉しい。

 朝鮮人民は私たち以上に待ち望んでいたと思う。また、金日成主席を永遠に戴くということを忘れていないという点でも私は大変感心なことだと思った。

 日本はこれを受けて、今後外交をどうするかだが、日朝国交正常化交渉を1日も早く再開させるべきだろう。

 共和国の友人のことも思い出されて、ぜひ秋頃に訪朝し、直接お祝いの言葉を伝えられればと思っている。

 

日朝新時代の幕開け

日本朝鮮学術教育交流協会事務局長 横堀正一

 これまで在日朝鮮人とともに、民族教育の権利を守る運動や朝鮮の自主的平和統一を支持する運動などに力を注いで来た。しかし日朝関係は、未だ厳しい状況にある。

 その原因は主に、日本が侵略の過去をひきずりながら、日米南の軍事的な枠組みにとらわれているからだ。日朝関係を改善していくことは、日本がこうした歪んだ構図から抜け出ることをも意味する。

 総書記の国防委委員長推戴と共和国50周年が、日朝関係の新時代の幕開けにつながることを願う。

 

今後も「朝鮮らしさ」を

作家 小泉譲

 金正日総書記はこれまで、ひたすら金日成主席が示した道を進んできた。

 その歩みを見れば、それがどんな名称の職責であれ、いつかは朝鮮の全人民から国家の最高位に推されることは必然だと思っていた。

 私がこれからの朝鮮に期待するのもやはり、今までと変わらず「朝鮮は朝鮮らしく」ということだ。

 チュチェ思想を具現して行く金正日総書記の周りに朝鮮人民が一致団結し続けることで、国内建設にしろ外交にしろ、必ずや勝利と栄光を勝ち取るだろう。