ニュースフラッシュ
引き続き国際支援が必要/異常気象で水害対策委員会など
朝中科学技術協力会議議定書調印
非同盟諸国首脳会議開催/共和国が副議長国
会議参加の各国首脳と会見/朴副主席、金外相
共和国水害対策委員会スポークスマンと農業委員会農産局長は2日、共和国への国際的人道支援と農業の状況に関する朝鮮中央通信社記者の質問に次のように答えた。
今年8月だけで世界食糧計画(WFP)、欧州連合(EU)など国際機構と各国が提供する10余万トンの食糧はじめ協力物資が到着した。国際社会の人道支援に励まされ、われわれは今年何としてでも食糧問題を自力で解決するため年初から総動員で営農準備を行い、これを適期に終わらせ、穀物生産を高める土台を整えた。だが、上半期に入り予想外の異常気象の影響をまともに受けた。7〜8月だけでも江原道、咸鏡南道、平安南道、黄海南道、開城市など東西海岸地域で冷害と暴雨、ヒョウに見舞われ、慈江道、両江道など北部内陸地帯に冷害が押し寄せた。直接被害を受けなかった多くの地域でも異常気象の影響を受けて農作物が枝を付けることができず、日照率が少なく農作物の出穂と受精がうまくいかないため穂の粒数が少なく、実がつかなかった。
8月末現在、江原道と黄海南・北道、咸鏡南・北道、開城市など災害地域で人命被害が出たほか、12万8927ヘクタールの農耕地が冠水、流失、埋没し、1万余世帯が破壊、浸水するなど大きな損失を被った。共和国駐在の国連人道事業調整事務所、WFPなどの各代表が現地を視察し、被害状況を把握した。最近の異常気象による自然災害で今年の営農展望も暗いことから、国際的支援の必要性は引き続き提起される。(朝鮮通信)
朝中科学技術協力会議議定書調印
共和国政府と中国政府間の科学技術協力委員会第36回会議議定書が3日、平壌で調印された。共和国側から国家科学技術委員会の崔希正委員長ら関係部門の活動家、中国側から政府科学技術代表団(団長=李学勇科学技術省次官)と駐朝臨時代理大使が参加。国家科学技術委員会の金亨哲副委員長、李学勇次官が署名した。張徹副総理兼文化芸術部長は1日、中国政府科学技術代表団と会見した。(朝鮮通信)
第12回非同盟諸国首脳会議が2日、南アフリカのダーバンで開幕し、朝鮮民主主義人民共和国代表団(団長=朴成哲副主席)をはじめ119の非同盟運動加盟国およびオブザーバー代表団と38の国際機構代表団が出席した。第11回会議議長のアランゴ・コロンビア大統領が開幕を宣言し、演説。次に、議長の地位を譲り受けた南アフリカのマンデラ大統領が演説し、アナン国連事務総長が祝賀演説を行った。また、各地域を代表してナミビアのヌジョマ大統領、キューバのカストロ国家評議会議長、キプロスのクリレデス大統領、モンゴル大統領特使が祝賀演説を行った。会議では共和国をはじめ22ヵ国が首脳会議副議長国に選出された。(朝鮮通信)
4日発朝鮮中央通信によると、第12回非同盟諸国首脳会議に出席している朴成哲副主席は1、2の両日、キューバとナイジェリアの両国家首班、インド首相、ウガンダ、パレスチナ、イラン、ナミビア、モザンビーク、ジンバブエ、南アフリカの各大統領、ザンビア、シリアの各副大統領、ラオス副首相兼外相とそれぞれ会見した。一方、同会議に出席している金永南副総理兼外交部長は8月30日〜9月2日、キューバ、ガーナ、イラン、リビア、インドネシア、エジプト、中国、イラク、タイ、マレーシア、南アフリカ、コロンビア、ジンバブエの各外相、カンボジア外務・国際協力省国務書記と会見した。(朝鮮通信)