「ミサイル発射実験」騒動/朝鮮アジア太平洋平和委員会が談話
共和国の朝鮮アジア太平洋平和委員会スポークスマンは2日、最近日本が、われわれが長距離ミサイル発射実験をしたと騒いでいることと関連して談話を発表し、次のように指摘した。 ここ数日間、日本ではわれわれが長距離ミサイル発射実験を行ったとして、あたかも自分の家の柱でも倒れたかのように騒いでいる。
高位当局者を含めた政界人士たちは、われわれがミサイル発射実験を行ったとして、極めて「遺憾」だの、「危険な行為」だの、われわれとの関係改善が困難になったなど、われわれを中傷する刺激的な発言をしきりに行っているのは軽はずみな行為である。
日本は、われわれがミサイル実験をしようが何をしようが、分かりもしないで好き勝手に言うのは軽挙盲動だ。それはわれわれの自主権に属する問題で、われわれがわきまえて処理する問題である。
日本がせんえつにあれこれ口だしする性格の問題ではない。
とくに長距離運搬手段を含めて近代兵器を積極的に開発しており、日米防衛協力のための指針を制定して海外侵略の道に進んでいる日本の境遇を見ると、まさに笑止な行為と言わざるを得ない。
日本周辺にはミサイルを持ち、配備している国が多いのに日本の政治家が唯一、われわれに対してだけ「危険」などとして、その内幕を知りもしないで饒舌に、われわれを中傷して騒いだのは、われわれに対する根深い敵視政策から出発したものだ。
帝国主義好戦勢力が大量殺戮兵器をむやみにかざし、われわれに対する侵略策動を日々、強化しているのは周知の事実だ。
日本は他国のミサイルや、われわれに対する外部の侵略脅威に対しては一言も言えずにいる。
なのにわれわれに対してのみ、分別なく騒動を起こすのは、彼らが過去の時代錯誤的な敵視政策をそのまま踏襲していることを示している。
そのうえ、日本当局者はミサイル発射実験が朝・日両国間の関係改善を困難にしたと荒唐な発言をしている。
自分たちがまず裏で関係改善問題を提起しておきながら、それが困難になったと言うのは、彼らの二面性と狡猾性をそのまま露呈するものである。
日本はこれまで、朝・日両国間の関係を良く発展させようとするわが党と共和国政府の雅量ある態度に反共和国謀略騒動で応え、冷水を浴びせてきた。
日本は40余年間、わが国を占領し、手当たり次第にわが人民を虐殺、略奪したことに対し当然の計算をしなくてはならない。
われわれは日本が分かりもせず、われわれの自主権に属する問題に対して複雑な騒動を起こしていることを強く糾弾する。
われわれは、日本が事態を直視し、軽挙盲動せず、われわれに対する時代錯誤的な敵視政策を即時中止するよう警告する。(朝鮮通信)