鳥取・境港市の李由恵さん、山陰美術展で新人賞
山陰美術協会(柴田洋二会長)の公募展、第14回山陰美術展(7月24〜28日、米子市立美術館)で、鳥取県境港市に住む李由恵さん(49、女性同盟境港支部非専従組織部長)の作品が新人賞に選ばれた。
2年前から油絵を始めたという李さんは、風景画「大山冠雪」を出品。やわらかい山の景色と海の躍動感が関係者から評価され、観賞に訪れる人々の目をひいた。
同美術展は山陰地方の美術家の「登竜門」的存在で、ここを足掛かりに中央の公募展での入賞を目指す人も多い。
新人の出品も多いが、新人賞の授与は数年振りという。
李さんは「作品が日本の人々にも広く紹介されたことは、在日朝鮮人として誇りに思う」などと語っていた。