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平壌で遺跡共同探査団の出陣式/「韓総連」代表2人が参加


 祖国統一汎民族青年学生連合(汎青学連)南側本部「韓国大学総学生会連合」(「韓総連」)代表のキム・デウォンさん(建国大4年)とファン・ソンさん(徳成女子大4年)2人の歓迎集会と北側歴史文化遺跡共同探査団の出陣式が10日、金日成総合大学で行われた。

 歓迎集会で演説した汎青学連北側本部の金仁鎬議長は、「韓総連」代表に熱烈な同胞愛的あいさつを送り、北と南、海外の青年学生らが行う今回の探査は、檀君民族の長い歴史と輝かしい文化を深く体得し、祖国統一運動で主体性と民族性を確固と堅持していく重要な契機になろうと述べた。

 キムさんは、民族分断は朝鮮人民に多くの苦痛を与えているとし、分断民族の痛みを噛み締め祖国統一のためのたたかいで先頭に立つと語った。

 出陣式では、北側歴史文化遺跡の南、北、海外による共同探査と共同学術祭の意義と目標について言及。

 また共同学術祭は、互いが単一民族であることを再確認し、今後、南北青年学生らの自主的交流を通じて民族大団結意識を鼓吹し、民族統一を早めるのに貢献するものと指摘した。

 式では今回の探査事業の推進経過報告が行われた後、スケジュールが発表され、探査団は平壌と地方にある歴史遺跡を探査する。

 

「祖国統一の熱気を感じる」/「韓総連」代表、訪北声明を発表

 また同日、汎青学連南側本部「韓総連」代表の2人は羊角島ホテルで記者会見し、第6期「韓総連」の名で訪北声明を発表した。

 声明で彼らは、訪北目的は「民族の和解と団結、統一のための大祭典」に参加し、民族的再会の達成という統一大祭典の真の意味を具現することにあると指摘した。

 また、98年汎青学連の自主交流である北側歴史文化遺跡探査と学術祭を成功させ、南北大学生間の自主交流に立ちはだかる難関を打開することにあると述べた。

 さらに、汎青学連運動の飛躍的発展を成し遂げるとともに南、北、海外3者代表による第4期共同事務局設置の礎になろうと語った。

 記者からの質問に対しキムさんは、平壌市民の歓迎を受け祖国統一に対する熱気を感じたと述べ、南朝鮮当局が「韓総連」を弾圧しているが、信念の強者になろう、とのスローガンを掲げて正義のたたかいを続けると指摘した。ファンさんは、南当局が「韓総連」を「利敵団体」として弾圧するのは不当であるとし、屈せずたたかう青年学生がいるかぎり「韓総連」の旗を降ろせないと述べた。

 

共同文献案で合意/統一大祭典第3回実務会談

 「民族の和解と団結、統一のための大祭典」の北、南、海外による準備委員会間の第3回実務会談が10日に行われた。

 実務会談は、北京で行われる予定だったが、南朝鮮当局の妨害により祖国統一汎民族連合(汎民連)南側本部代表らが参加できなくなったため、以前の実務会談同様の方式で、南側準備委員会の提案を準備委員会と海外準備委員会が受け入れることで合意を見た。

 実務会談では、8・15統一大祭典で採択される共同文献案を討議し合意した。(以上朝鮮通信)