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何も変わらぬ南の政策/労働新聞が論評


 労働新聞7月30日付は、南朝鮮で「政権」が交代して5ヵ月が過ぎるが、政策上の変化は見られず、前と変わったことは何もないとする論評を掲載し、次のように指摘した。

 南朝鮮当局者が「南北関係改善」、「和解協力」を云々しながら推進するとした「対北政策」は虚しく聞こえるだけだ。

 われわれは、忍耐強く「和解協力」、「政経分離の対北政策」とはどのようなものかを見守ってきたが、北京での南北副部長級接触で南当局者は「相互主義」という商売根性を示し、さらには会談テーブルの下に盗聴器まで仕掛けた。その結果、せっかく設けられた接触は決裂した。

 われわれは、8月15日に民族の和解と団結、統一のための大祭典を行うことを発議したが、唯一、南朝鮮当局者だけが左縄をなうように応えながら、統一運動主導勢力である祖国統一汎民族連合(汎民連)南側本部と「韓国大学総学生会連合」(韓総連)の排除を企図し、祭典を破たんさせようとした。

 また、南朝鮮当局者は「政権分離」について騒ぎながらも、南朝鮮各界人士の訪北を政治化させ、反共反北対決に利用する策動を繰り広げ、国境沿線と共和国沿岸からスパイを浸透させ破壊策動をはたらいた。さらに厳重なのは、対話相手であるわれわれを「主敵」と規定したことだ。

 南朝鮮当局にとって出路は唯一、外勢依存と反北反統一対決の古い政策を捨て、民族自主と連北和解、統一への政策転換をすることだ。(朝鮮通信)