羅津―先鋒/年間3万個のコンテナ処理能力
7月9日発朝鮮中央通信 羅津―先鋒自由経済貿易地帯は、東北アジアの経済発展をめざす輸送中継拠点として着々と開発が進んでいる。同地帯は、海路と陸路を通じて東北アジアの多くの国、地域とつながっており、鉄道や道路が中国、ロシアを結ぶ輸送路として整備されている。
共和国政府は、同地帯が東北アジア地域諸国間の経済協力や交流関係の発展に貢献できるよう、同地帯を国際的な中継拠点に整備するのに力を注いでいる。
現在、羅津港のクレーン能力を3倍にし、外国の投資を受けて新型クレーンを設置、コンテナの積み降ろし問題を解決しようとしている。すると年間3万個のコンテナ処理能力を持つようになる。コンテナ取り扱い能力の向上に併せて道路と鉄道によるコンテナ輸送システムも完備されつつある。一方、昨年末から羅津―南陽間の直通貨物列車を運営することで年間、6000個のコンテナが運搬可能となった。
共和国政府は、東北アジア諸国間の協力、交流が拡大発展するにつれ、羅津と新潟をはじめ日本西海岸に位置する都市を結ぶ新たな航路を開拓するため積極的に努力するだろう。また、ロシアとの鉄道貨物輸送を増やすためにも尽力している。現在、ロシアから鉄道で年間600万トンの貨物を同地帯に通過させる能力が備わった。
共和国政府は、同地帯にいっそう多くの投資家や観光客を受け入れる専用観光列車の運行も始め、ノービザ入国制度の整備をいっそう進めることで行政サービスの改善にも努めている。
航空輸送システム樹立の一環として現在、羅津のヘリポート建設が終り、羅津―延吉(中国)間のヘリコプター航路の開設準備が進んでいる。 (朝鮮通信)