視点
8月15日は日本帝国主義の植民地支配から祖国が解放された記念日。だが解放は同時に分断の始まりでもあり、この日から朝鮮人民は祖国統一のたたかいを始めた。
それから53年。今年もまた8・15がやってくる。8・15になると注目されるのが分断の象徴、板門店。90年から板門店では北と南、海外同胞による民間主導の統一行事が開かれてきた。しかし盧泰愚、金泳三の歴代「政権」は南の民間団体の参加を妨害してきた。
今年は8月14、15の両日、「民族の和解と団結、統一のための大祭典」を開くことで北と南、海外の準備委員会実務会談で合意した。金大中「政権」になって初めて開かれるが軍事政権、文民ファッショ政権と変わらぬ対処をしている。
統一部は祖国統一汎民族連合(汎民連)南側本部と「韓国大学総学生会連合」(「韓総連」)を「不法利敵団体」として、これら団体のメンバーが所属団体を脱退すれば8・15統一大祭典の参加許可如何を考慮できると発表した。これは事実上、2団体の参加を排除し、統一大祭典を開催させなくするものだ。
2団体は、これまで南朝鮮で統一運動を主導してきた。8・15統一大祭典汎民連南側本部準備委員会は24日、ソウルで記者会見し、金大中「政権」に対し大祭典の平和的開催と民間統一運動団体の統一行事の保障などを強く求めた。8・15統一大祭典への対応は現「政権」の統一意志を計る試金石となろう。(喜)