第22回東京オモニバレーボール大会
共和国創建50周年記念第22回東京オモニバレーボール大会が20日、埼玉県の草加スポーツ健康都市記念体育館で行われた。 大会には、足立(A、B)、葛飾・墨田・江戸川合同、荒川(A、B)、大田、中央江東、品川、北・板橋・豊島合同、練馬の10チーム約120人が参加した。
今回、参加者の中には若いオモニの姿が目立った。会場は終始、活気に満ち、試合も接戦に次ぐ接戦だった。
競技では、予選リーグを勝ち抜いた4チームがトーナメントに進み、決勝は練馬と荒川Aの対戦となった。
2年連続6回目の優勝をねらう練馬に対し、荒川Aは勝てば初優勝。気迫と気迫、意地と意地のぶつかりあいとなったが、王者の風格が勝り、練馬が2セットを連取してストレート勝ちした。3位は荒川Bだった。
今回はほかに、長く勝ち星に恵まれなかった板橋が、北・豊島との合同チームで出場し、念願の1勝を上げた。
また、アボジたちも大勢、応援にきていたが、中にはコーチを兼ねている人もいた。
審判員を務めた崔吉守さんは、「ラリーが何度も続くのを見ると、オモニたちの技量が上がっていることが分かるが、それ以上に雰囲気の良さが今回の特徴だった。こうした皆が一丸となった力が、同胞社会を守るうえでも発揮されれば何より」と語っていた。
なお大会では、20年にわたり選手として活躍してきた足立チーム主将、元開参さんに「20年賞」が、同じく20年間、選手・審判を続けてきた葛飾区在住の宣淑子さんに「功労賞」が、品川チームに「努力賞」が授与された。