本の紹介/朝鮮人強制連行調査の記録―埼玉編 中間報告―
本書は、朝・日合同による埼玉県朝鮮人強制連行真相調査団が94年8月の結成以降、県内における朝鮮人強制連行の実態を調査してまとめた中間報告書である。
調査団では、県と比企郡ならびに県北地域の行政、日窒鉱山と秩父セメントなどの企業に資料提出を要請する一方、深谷造兵廠や児玉飛行場、比企地域と美里町の地下軍需工場、日窒鉱山、秩父線の延長工事などにおける朝鮮人労働者の実態調査を行い、多くの歴史的事実を発掘した。
また、埼玉県内などに住む在日同胞1世の貴重な当時の証言や、地下工場などの強制連行跡地を見学した同胞青年らの感想文も収録されている。
※定価1200円、問い合わせ TEL 048−822−5111