米と南に謝罪要求/第3回将官級会談
【16日発朝鮮中央通信】板門店で16日、朝鮮人民軍側と国際連合軍側間の第3回将官級会談が行われた。
会談で共和国側首席代表の李昌馥中将は、6月22日、共和国の潜水艇が正常訓練中の機械故障により、航海中に遭難したことに対し具体的な資料を裏付けた。
李中将は、南朝鮮側も事件当日、潜水艇が遭難し、海上12マイル地点の公海上で遭難した模様だと発表したことを指摘した。
そして、南側が国際法に基づいて遭難した潜水艇を救助する対策をとるかわりに、逆に艦船と飛行機を動員して爆雷を落とすなど、無差別攻撃を加えて潜水艇を転覆させただけでなく、遭難信号を出せないようアンテナをおり、長時間引きずり回して沈ませ、兵士たちを自決に追い込んだことに対する責任を強く追及した。
また李中将は、事実がこうであるにもかかわらず、米国と南朝鮮が遭難した潜水艇を「浸透船」にしようと試図しながら、7月12日には南朝鮮江原道の東海市で新たに発見したという死体をもって、共和国の「武装スパイ浸透」としてでっち上げ、共和国に反対する宣伝を繰り広げているのは言語道断であると断罪した。
そして潜水艇の乗員を自決に追い込んだことへの謝罪と潜水艇返還を強く求めた。(朝鮮通信)