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肝臓移植実現に協力を/東京・足立の姜元鳳さんを救う会


 肝硬変のために命が危ぶまれている姜元鳳さん(45、東京・足立区在住)を救おうと、同窓生ら有志が肝臓移植手術の費用を集める募金運動を行っている。

 姜さんは23歳の時にかかったC型劇症肝炎が原因で3年前に肝硬変を患った。

 その後、入退院を繰り返していたが、昨年にヘルニアで手術した際に全身麻酔をしたことから、今年に入り急速に肝機能が低下。肝臓の移植手術を行わなければ、「いつ肝不全になり命を落としてもおかしくない症状」(担当医師)にある。

 また、この種の手術は現在、日本国内では不可能なため、海外の病院を当たっていたところ、オーストラリアのプリンセスアレクサンドラ病院から移植手術を引き受けるとの回答が得られた。しかし、2500万円ほどかかる費用のうち、姜さん一家で目途が立ったのは1000万円ほど。

 姜さんの症状では8月中には現地入りし、ドナーを待って手術を受けねばならない。一刻を争う中、同窓生やかつての朝青の仲間が7日に「姜元鳳トンムを救う会」をつくり、募金運動を始めた。

 姜さんとは東京朝鮮第4初中級学校に通っていた時から親交を続けている「救う会」の代表、黄靖さん(46)は、「彼はまだ若いし子供も幼い。1人でも多くの同胞の力を借りたい」と話している。

 問い合わせは姜さん宅、夫人の李宣姫さん TEL 03−3856−1995。

 振り込み先・朝銀東京信用組合足立支店
 口座番号・(普)1045609
 口座名・姜元鳳トンムを救う会(カンウォンボントンム スクウカイ)