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視点


 今、日本政界が激動している。12日の参院選挙で自民党が惨敗、13日には橋本首相(自民党総裁)が退陣を正式表明。このため自民党は21日に両院議員総会を開き新総裁を選出、30日には臨時国会で首相指名投票が行われる見通しという。退陣表明と同時に、党内では次期総裁(=首相)選びをめぐるうごめきが始まり熱気が高まっている。

 日本の内政に干渉するものではないが、次期政権に対し改めて朝・日問題に臨む基本姿勢について強調したい。

 朝・日関係正常化の基本は、日本の過去を清算し、真の信頼関係に基づき善隣友好関係を樹立することだ。朝・日間では、90年9月、朝・日関係に関する3党共同宣言が採択され、91年1月から国交交渉が始まったが、92年11月の第8回会談以来中断したままだ。

 首相指名投票日の翌31日、「日本の戦時下での強制連行に関する東京シンポジウム―真相究明と被害者の尊厳回復を」が開かれ、日本の過去の犯罪を追及する。

 次期政権が、朝鮮で今世紀初頭に起こした犯罪を今世紀中に必ず清算し、21世紀には新たな朝・日関係を構築するための正しい外交姿勢を取るよう望む。 (喜)