奈良、京都の学生らが支援米の田植え
奈良朝鮮初中級学校の初級部高学年と中級部の生徒たちが6月20日、学校に近い橿原市内の水田で田植えを行った。この水田は、「アジア・アフリカ救援米ボランティア」を行っている橿原市労組協議会など3団体が学習田として日本の小学生たちに提供しているもので、収穫した米は共和国をはじめアジア・アフリカ諸国に支援米として送られる予定だ。
日本の関係者から趣旨と作業についての説明を聞いた生徒たちは、「日本の人たちが祖国のことに関心を向けてくれるのに、私たちも支援活動に一生懸命参加しなくては」と言いながら、苗をひとつひとつ丁寧に植えていた。
また10日には、京都朝鮮第1初級学校の高学年の生徒が、井手町にある全日農京都府総連合会会長の水田で田植えをした。
全日農京都では食糧難の共和国を支援する運動を繰り広げている。京都第1初級の生徒らが田植えを行うのは昨年に続いて2回目。全日農組合員らに助けられながら田植えをした生徒たちは「私たちの行動が祖国のためになると思うとうれしい」などと話していた。
生徒たちは刈り入れにも参加する予定で、収穫した支援米は共和国に送られる。