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文芸同東京第43回音楽会


 共和国創建50周年記念文芸同東京第43回音楽会が25日、東京・北区の北トピア(つつじホール)で上演され、230余人が観覧した。

 文芸同東京と地域の同胞文化サークルのメンバーが日頃の練習成果を発表する場として企画されたもので、文芸同女性重唱団と埼玉オモニコーラス、民族楽器重奏団「ミナク」、東京朝鮮吹奏楽団など同胞音楽愛好家と、ピアニストの高紅実、゙貞淑の両氏、東京朝鮮歌舞団と東京朝高合唱部、埼玉朝鮮初中級学校生徒ら約80人が出演した。

 東京朝高合唱部の合唱「チマチュルム」で幕を上げた舞台では、ピアノ独奏「アリラン」(゙貞淑)、「トンドルラリ」(高紅実)と女声4重唱「愛しいオモニ」(文芸同女声重唱団)、男声独唱「鴨緑江二千里」(東京朝鮮歌舞団の金赫淳)など11演目が上演された。練習の成果を余すことなく披露する出演者の姿に、会場からは惜しみない拍手喝采が送られた。

 今音楽会では演目の多さと出演者の幅が広がったことが特徴的だった。「チマチュルム」(作詞・康明淑、作曲・金松淑)や「愛しいオモニ」(作詞・李徳鎬、作曲・李順愛、編曲・姜容子)など披露された作品の作詞・作曲家が舞台で紹介され、創作に至った契機とその過程について話すなど、工夫を凝らした内容も好評だった。