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名古屋で写真家伊藤孝司氏の訪朝調査報告会/元「慰安婦」らの証言紹介


 共和国で「従軍慰安婦」などの、被害状況を調査した写真家の伊藤孝司氏の訪朝調査報告会(共催=愛知県朝鮮人強制連行真相調査団、日本軍による性的被害女性を支援する会)が18日、名古屋市の名古屋YWCAで行われ、地域の日本人と在日同胞ら約60人が参加した。

 伊藤氏は、これまでアジア各国を回りながら日本の植民地支配の被害にあった証人を取材した写真集を出版してきた。

 今回は、5月中旬から6月まで3週間、共和国に滞在し、7人の元「従軍慰安婦」と21人の強制連行、原爆、軍属被害者、抗日遊撃闘争参加者らを取材し、その証言をビデオと写真に記録した。

 報告会では、共和国で確認されている216人の「慰安婦」被害者の中から伊藤氏が会った7人の証言内容をビデオとスライドで紹介した。

 伊藤氏は共和国に対する過去の清算が正しく実現されれば、日本とアジアの間の戦争責任問題も再検討できると指摘した。