東京で第1回「ハングル」スピーチコンテスト
第1回「ハングル」スピーチコンテストが21日、東京・北区の東京外国語大学で行われた。
「ハングル」能力検定協会(鄭武鎮理事長)が創立5周年を記念して開催したもので、検定試験の1・2級合格者の中から選ばれた10人(同胞5人、日本人5人)が出場した。
参加者らは「ハングルと私」とのテーマで5分間スピーチ。同胞参加者は共通して、民族のアイデンティティを守るうえでの言葉の大切さについて語り、日本人参加者のスピーチでは、言葉を学びながら朝鮮の文化・情緒まで理解を深めたい、との内容が目立った。
言葉づかいも流ちょうで、審査員長の朴鐘元・朝鮮大学校講師は「発音や慣用語などの使い方も的確で、概して水準は高かった」と評した。
結果は、「身に付けたハングルを今後ますます必要になる『言葉の壁のない医療』に役立てたい」と語った川崎市在住の医師、今井久美雄さん(47)が最優秀賞を獲得、優秀賞には孫大勇さん(54、小山市)が選ばれた。
検定試験は6段階に分けて実施されており、これまで10回の試験に1万6000人が応募、約7000人が合格した。次回は11月8日に実施予定で、願書受付は7月1日〜9月30日。
問い合わせは同協会 TEL 03-3568-7270。