23日、板門店で朝鮮人民軍側と国際連合軍間の将官級会談
【19日発朝鮮中央通信】 朝鮮人民軍将官と米軍将軍が引率する朝鮮人民軍側と国際連合軍間の将官級会談が23日、板門店で行われる。
軍事停戦機構がマヒし、停戦協定が有名無実化した条件で共和国は、以前からそれに代わる新たな平和保障システムの樹立を提案し、それが実現される前でも、武力衝突と突発的な事件を防止するための問題を討議する軍部将官級会談を実現するために努力してきた。しかし、米国側の不当な立場により、これまで将官級会談は実現しなかった。今回、米国側が立場を変え、共和国の要求に応じたことで、将官級会談が実現されることになった。共和国は遅ればせながらも将官級会談が開かれることを幸いに思う。(朝鮮通信)
注】朝鮮停戦協定の監視機構である停戦委員会は、1991年3月、米国が協定調印当事者でない南朝鮮軍将官を停戦委の「国連軍」側代表に任命して以来、開かれていない。共和国側は米国の相次ぐ協定違反によって形がい化した停戦協定が平和と安全維持のためにまったく機能を果たさなくなったとして、94年4月、新平和保障システム樹立のための協議を米国に提起、5月には停戦委に代わる人民軍板門店代表部を設置した。米国が提案に応じないため、96年2月には平和協定締結までの暫定協定締結を米国側に求めるとともに、暫定協定を履行、監督するために朝米共同軍事機構を設置する問題を討議するための該当クラスの協議を行うことを提起している。