平壌で統一大祭典準備委員会第1回会議
【19日発朝鮮中央通信】 「民族の和解と団結、統一のための大祭典」準備委員会第1回会議が18日、平壌で行われ、10日に開かれた共和国の政党・団体代表者会議で祖国解放53周年に際し、板門店で民族の和解と団結、統一のための大祭典を開くことを提案した以後の情勢と、大祭典を盛大に開催するための対策を討議した。(朝鮮通信)
何よりも雰囲気作りを
会議では、民族の大団結と祖国統一の新たな局面を切り開くことになる8・15統一大祭典を、民族大団結5大方針を貫徹する転換的な契機になるようにするため、何よりもまず、雰囲気作りをすることが重要であると強調された。8・15を機に板門店で北と南、海外が共に参加する民族共同の統一祭典に対する問題は、すでに1990年から提起された。
これまで8・15板門店統一行事が南北共同で開催されなかったのは、南朝鮮当局が民族の和解と団合、統一を否定する「国家保安法」を掲げ、「国家安全企画部」による統一愛国勢力に対する弾圧を強化し、南側代表が参加できないようにしたためだ。
会議では、南朝鮮でこのようにブレーキをかけるものが無条件で撤廃、解体されることなしには、今年の8・15統一大祭典共同開催の展望も憂慮されるとしながら、南朝鮮当局が8・15統一大祭典を民族の和解と団合、統一への全同胞の念願に沿って順調に行うのに必要な環境と雰囲気を速やかに作り、「祖国統一汎民族連合」(汎民連)南側本部メンバーと「韓国大学総学生会連合(韓総連)」の統一運動を阻止できないように当該措置を取るよう強く求めることにした。
また、民族大団結と祖国統一の新たな局面を迎えている今年こそ、民族共同の大祭典を成果的に開催するため、すべての努力を傾ける固い決意を再確認した。
注】「民族の和解と団結、統一のための大祭典」は、板門店で8月14、15の両日、北と南、海外の政党、団体、各界人士が政見と信仰、所属に関係なく誰でも参加できる祭典。同胞団結大会と民族統一芸術祭典、各界同胞による交歓会のような行事を組織し、政治家、経済人、教育・文化・芸術人、宗教人、労働者、農民、青年学生、愛国人士らの参加を呼びかけている。祭典準備委員会委員長は、金英浩・民族和解協議会会長(朝鮮社会民主党副委員長)。祭典開催に対する提案は、書簡として板門店を通じて15日、「新政治国民会議」総裁と総裁代理など南側の政党、団体など各界の指導人士と個人あてに送られた。南当局は、北側が準備委を構成したもとで南側も政党・団体が参与する南北共同の準備委を構成するとして北側の提案を受け入れるとしながらも、準備委に「韓総連」の参加は不当にも拒否している。
汎民連北側本部議長団会議が18日、平壌で行われた。会議では、全民族の団結された力で祖国の自主的平和統一の突破口を切り開くため、今年に第9回汎民族大会を盛大に開催するための対策を討議。南朝鮮と海外の汎民連組織で最近、汎民族大会推進本部を結成し、大会準備活動を活発に繰り広げていることに合わせて、白仁俊議長を委員長とする第9回汎民族大会北側準備委員会を構成し、南・海外の組織との連携のもとに汎民族大会準備活動を積極的に推進することにした。