渤海時期の墓群を発掘
1日発朝鮮中央通信によると、共和国の咸鏡北道清津市青岩区域富巨里の、ヨンチャ谷一帯で渤海時期(698〜926年)の墓群を新たに発掘した。
この墓群は大きな墳墓の周囲に15基の小さな墳墓からなっている。これらの墳墓からは、はみ、あぶみ、くらなど馬具類をはじめ140余点の遺物が出た。
これらの馬具は一つ一つが非常に質的にも使い易いように鉄で作られている。とくに注目されるのは、この馬具が高句麗の馬具と見分けがつかないということである。これは、渤海が騎馬国家であった高句麗の継承国として、高句麗文化をそのまま継承したことを立証している。
朝鮮社会科学院考古学研究所の韓仁徳学士によると、こうした点で今回発掘された渤海の墳墓と遺物は、学術的にも重要な意義を持つという。(朝鮮通信)