ニュースフラッシュ
起亜自動車労組、1万4000人がスト/賃金支払求め
南の財閥ヘテグループ解体へ
米が5月に150回の空中スパイ
予測不可能な脅威は米国/朝鮮中央通信
エチオピア首相に祝電/洪総理代理
日本は「慰安婦」に法的補償を/奴隷制部会で共和国代表
起亜自動車労組、1万4000人がスト/賃金支払求め
南朝鮮・起亜グループの中核企業、起亜自動車の労働組合は1日午前、全労組員約1万4000人の参加の下、賃金未払いに抗議するゼネストに入った。同社では昨年7月以降の累積で従業員1人当たり平均約900万ウォン(約90万円)が未払いのほか、ボーナスも支給されておらず、労組側は「企業側の対応に誠意がない。要求は即時支給ではなく現状改善後の支払い保証」だと説明した。また、5月29日に生活苦から焼身自殺を図った従業員が依然、重体となっており、ストはこれに対する抗議行動でもあると語った。
経営破たんにより法定管理(日本の会社更生法に相当)下にある同社では、企業側が進める第三者売却の方針に労組側が反発しており、4月にもゼネストやデモ行進を行った。
南の財閥ヘテグループ解体へ
昨年11月に経営破たんした南朝鮮の財界24位、ヘテグループの債権銀行団は1日、グループを事実上解体すると明らかにした。負債総額は約2兆3000億ウォン(約2300億円)で、製菓、飲料、流通の主力3社を海外に売却、他の系列企業も売却・整理する。
5月30日発朝鮮中央通信によると、5月1日から28日までの約1ヵ月間に、米国は150回もの対共和国空中スパイ行為を働いた。(朝鮮通信)
5月29日発朝鮮中央通信は論評で、米国防総省が発表した国防定例報告書で、共和国が「予測不可能な脅威」であり、その理由が「攻撃的軍事力の前進配置」「生化学兵器とその運搬手段の保有」などにあると説明したことについて、次のように非難した。
朝鮮は歴史的に周辺国の脅威となったことはない。海を隔てた米国に対してはなおさらだ。朝鮮で戦争が勃発し、こんにちまで南北が緊張関係にあるのは、全面的に米軍の南朝鮮占領にあり、共和国の自衛的軍事力や、自ら設けた軍事境界線による朝鮮半島の状況から「脅威」を喧伝するのは、共和国の軍事的圧殺と武装解除を狙った詭弁である。東アジアと太平洋地域で予測不可能な脅威があるとすれば、それは米国の覇権主義と、その産物である米軍駐屯・占領政策にほかならない。(朝鮮通信)
5月28日発朝鮮中央通信によると、洪成南総理代理はエチオピアのメレス・ゼナウィ首相に祝電を送った。(朝鮮通信)
スイスのジュネーブで行われた国連人権委第23会期現代奴隷制作業部会で5月26日、共和国代表が演説し、世界のすべての奴隷的行為を強く非難すると述べ、次のように指摘した。
日本政府は、自らの反人倫的犯罪を率直に認めて清算する意思を示さず、むしろ犯罪を永遠に覆い隠そうとしており、これらは事実の否定と歴史のわい曲を生んでいる。第2次世界大戦の主犯である東条英機を描いた映画を上映したのがその証拠だ。また「女性のためのアジア平和国民基金」も、犯罪の責任を回避する手段としてアジアの女性たちの非難を浴びている。日本は過去の犯罪の資料を全面的に公開し、法的責任に基づいた国家的な謝罪と補償を行うべきだ。(朝鮮通信)