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ニュースフラッシュ

「北風」事件は南の政治的謀略/朝鮮中央通信
3日から汎青学連共同議長団会議/北側本部、南と海外本部に手紙
カストロ首相が金永南副総理兼外交部長と会見
シリア大統領が趙明禄次帥と会見
日・南「安保対話」は戦争謀議/朝鮮中央通信
南の「相互主義原則論」を非難/労働新聞


「北風」事件は南の政治的謀略/朝鮮中央通信

 5月27日発朝鮮中央通信は、南朝鮮当局によるいわゆる「北風」事件について論評し、共和国がこれまで南北関係を考慮し、事件に関する立場表明を保留してきた点を指摘。共和国はだれが「大統領」になろうが介入しない立場を堅持しており、事件の発端が共和国のありもしない「対南工作」にあるかのようなねつ造は重大な政治謀略としか思えず、また一個人が「大統領」候補に送った手紙をもって「対南方針」をうんぬんすること自体が虚偽ねつ造にすぎないと非難した。(朝鮮通信)

 

3日から汎青学連共同議長団会議/北側本部、南と海外本部に手紙

 祖国統一汎民族青年学生連合(汎青学連)北側本部は5月26日、同南側本部と海外本部(臨時共同事務局)あてに手紙を送った。

 手紙は、北側本部が25日、金日成総合大学で中央委員会拡大会議を開き、南北連席会議50周年の今年を民族の自主と大団結の年にするため、汎青学連の旗の下に南と海外の青年学生とより固く連帯、連合する問題を討議したと指摘。汎青学連第8回共同議長団会議を6月3日から5日まで開くという南側本部の提案に同意し、また北側本部の議長団と中央委員会を再構成し、金日成総合大学物理学部の金仁浩・学生委員会委員長を議長に選出したと述べた。(朝鮮通信)

 

カストロ首相が金永南副総理兼外交部長と会見

 キューバのフィデル・カストロ・ルス首相(キューバ共産党第1書記、キューバ国家理事会委員長)が5月26日、同国を訪れた金永南副総理兼外交部長と会見した。これに先立ち23日、金外交部長とロベルト・ロバイナ外相との会談も行われた。

 一方、朝鮮労働党の崔泰福書記は27日、中国共産党丹東市委員会代表団(団長=関永光書記)と万寿台議事堂で会見した。 (朝鮮通信)

 

シリア大統領が趙明禄次帥と会見

 シリアのハペッツ・アル・アサド大統領が5月25日、同国を訪れた朝鮮人民軍総政治局長の趙明禄次帥と会見した。(朝鮮通信)

 

日・南「安保対話」は戦争謀議/朝鮮中央通信

 5月23日発朝鮮中央通信は、日本と南朝鮮が「安保対話」の初会合を6月に行うことについて論評し、南の好戦者が朝鮮半島情勢を戦争勃発ラインに追い込んでいる時に、日・南が軍事同盟関係を強化し、北侵戦争謀議を定期的に行うことに、その危険性と重大性があると非難。南の現統治者は金泳三をはるかに凌ぐ戦争狂信者としか評価できないと指摘した。(朝鮮通信)

 

南の「相互主義原則論」を非難/労働新聞

 労働新聞5月23日付は、南朝鮮当局が最近、「相互主義」が南北関係の「新たな枠組み」であり「基本原則」だと主張していることについて論評し、次のように非難した。

 「相互主義」に民族共同の価値基準はない。愛国と売族、民族自主と外勢依存、統一志向と反統一を混同して交換しようという論理が一体だれに通じるのか。南北関係は南北合意書にもあるように、国と国の関係ではない。自ら認めたこの関係に、国際関係における相互主義を持ち出したのも問題だが、合意書すら眼中になく、南北関係を国家間の関係と見なすのは見過ごせない言動だ。南の現当局者が「相互主義」の看板を掲げるのは、南北関係を遠く後退させる新たな反統一的逆風、民族の統一念願への挑戦だ。(朝鮮通信)