ニュースフラッシュ
訪中の人民軍参観団などが出発
代議員選挙の中央選挙委員会を組織/最高人民会議常設会議
「北の伝染病」は南統一相のねつ造/朝鮮中央通信
現代自動車が8000人整理解雇へ/労組は抗議ストに突入
経済建設の主力部門貫徹へ/政務院拡大会議
中国を訪問する朝鮮人民軍親善参観団(団長=池永春中将)が26日、シリアを訪問する共和国政府・軍事代表団(団長=朝鮮人民軍総政治局長の趙明禄次帥)が20日、ギリシャを訪問する朝鮮労働党代表団(団長=池在龍副部長)が19日、それぞれ平壌を出発した。(朝鮮通信)
共和国最高人民会議常設会議は24日、7月26日に行われる最高人民会議第10期代議員選挙のための中央選挙委員会を組織する決定を採択し、委員長に楊亨燮氏、副委員長に金仲麟氏、書記長に李夢虎氏、委員に白鶴林、朱成一、李日煥、承尚燮、千延玉、白仁俊、白南俊、金英浩、韓永洙、朴載慶の各氏を選出した。(朝鮮通信)
20日発朝鮮中央通信は論評で、南朝鮮・現代グループの鄭周永名誉会長の訪北問題と関連して次のように指摘した。
共和国は、牛1000頭を連れて板門店を通過したいと提起した鄭名誉会長の愛国愛族心を重んじ、慎重に検討している。ところが、康仁徳統一部長官は「口蹄疫」(牛や豚、羊などが感染するウイルス性の家畜伝染病)がわが方の地域にまん延しており、わが方と検疫方法を協議しているかのように喧伝した。これはわが方を中傷して民間級の交流・協力を遮断するものであり、南の現「政権」は真に南北の対話・交流を願うならば、まず康のような者を除去すべきだ。(朝鮮通信)
南朝鮮の業界最大手、現代自動車は19日、全従業員4万5000人の18%、8189人を整理解雇し、労働時間を週42時間から30時間に短縮して賃金を削減する方針を労組側に通告した。同社は先月も3699人を解雇しており、労組側は「労働者のみに苦痛を強いる措置」と反発、27日から時限ストに突入した。
一方、南朝鮮統計庁は22日、4月末現在で失業者数が143万4000人、失業率は史上最悪だった1986年2月に並ぶ6.7%に達したと発表した。また、26日には総合株価指数が87年2月に並ぶ311.99の最安値を付けた。
共和国政務院総会拡大会議がこのほど行われ、洪成南総理代理らが参加した。共和国創建50周年に際して発表された党中央委員会スローガンを貫徹するための対策が討議され、社会主義経済建設の主力部門である農業、石炭工業、電力工業、鉄道運輸、金属工業を決定的にもりたてるうえでの課題が具体的に指摘された。また、国家計画委員会など当該機関で社会主義経済管理原則を固守し、計画経済の優位性を発揮させる原則で経済作戦と組織事業を改め、経済指導活動家の責任と役割を高めることが強調された。 (朝鮮通信)