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ガッツ! コリアワールド 1、2、3、4世集まれ!/朝青広島主催


 「民族、家族、代を継いで」をテーマに、各世代の幅広い同胞たちが楽しめるようにと企画された野外イベント「ガッツ! コリアワールド 1、2、3、4世集まれ!」(主催=同実行委員会、後援=広島県、市、中国新聞社、広島県朝鮮商工会など朝・日の15団体)が17日、広島市東区の広島朝鮮初中高級学校で開かれ、同胞、日本市民ら1000余人が訪れた。実行委員会の主体は朝青広島県本部。17期の3年間の活動で創造、蓄積した力を集大成することを目的に、祖国と民族のため、すべてをなげうって愛国運動を繰り広げてきた1世たちの志を3、4世がしっかりと受け継ぎ、発展させていこうという趣旨で企画し、県下100余人の朝青員らが力を合わせて準備を進めてきた。

 開会が宣言されるや、「大声コンテスト」や、1世同胞へのインタビューが始まった。昼からはステージ上で、広島朝鮮歌舞団、朝青員のダンスと歌、初級部生のチャンダンノリ、教員たちの民俗舞踊、チョゴリファッションショーなどが披露され、観覧者から大きな拍手が送られた。グランド中央で行われた「朝鮮相撲広島最強グランプリ」では、総聯南支部・非専従組織部長の権寿栄さん(49)が圧倒的な強さで優勝した。

 朝鮮将棋・囲碁コーナーは大人たちに大人気。子供たちに好評だったのは、朝鮮古来の遊び、チェギチャギやノルティギ、凧を作るコーナーだった。朝青各支部と高級部生たちは朝鮮料理の屋台を担当し、ピビンパプ、焼肉、チヂム、ワカメスープなどを販売。集まった人々に喜ばれていた。

 イベントの最後は、金剛山歌劇団の歌手による朝鮮民謡。民族衣装を身にまとった朝青員らが会場を練り歩きながら観客を踊りの輪に巻き込んでいった。

 総聯西支部横天分会の朱碩顧問(71)は、「年配者どうしで集う機会は多いが、若者たちとともに過ごす機会は少ないので、今日はとても楽しかった。私は以前、教員をしていたが、久し振りに教え子たちと再会できただけでなく、彼らの子供たちまで見ることができて、本当にいい1日だった」と喜んでいた。

 昨年から、イベント準備と同時に朝青班を活性化しようと地域の同胞青年を訪ね歩き、当日は屋台を担当した朝青呉支部阿賀班の徐和美班長(22)は「準備の過程、イベントを通じて、朝青に対する地域同胞たちの期待の大きさをひしひしと感じた。今日の経験を生かし、今後も、同胞青年の心を動かすことができるような活動を多彩な方法で繰り広げていきたい」と語っていた。