大阪朝高ボクシング部、練習場に新リング/学父母が寄贈
大阪朝高ボクシング部の練習場に公式試合も行える本格的なリングとサンドバッグが新設された。9日、総聯中央の呉秀珍副議長兼大阪府本部委員長とリングを寄贈した白亨奎さんと朴香蓮さん夫妻、同校の金弘輝校長をはじめ教職員、生徒らの参加の下、寄贈式が行われた。
白氏夫妻は、ボクシング部に在籍する白永鉄さん(同校3年)の両親。永鉄さんが全国高校ボクシング選抜大会への出場を控えていた去る3月、同校ボクシング部の将来にわたる活躍を願う気持ちから、新しいリングとサンドバッグの寄贈を申し出ていた。その後、白選手は同大会で見事、優勝している。
寄贈式では白氏があいさつし、「大阪朝高の府大会や近畿大会、全国大会での堂々たる活躍を見るうちに、その実力に相応しいリングを贈りたいと思った」といきさつを説明。加えて、「私と子供たちを朝鮮人として強く育ててくれた総聯と民族教育はかけがえのないものだと思っている」と心情を語った。感謝の気持ちを述べた副主将の金大孝さん(高3)は、「今までも、アボジ、オモニたちから贈られたリングに汗と血を染み込ませながら、成果を築いて来た。ボクシング部はこれからも、このリングに込められた期待に応えていく」と語っていた。