朝銀近畿、2府4県で新たなスタート
朝銀近畿信用組合は11日をもって朝銀大阪信用組合の事業を譲受し、大阪、京都、兵庫、滋賀、奈良、和歌山の2府4県を、43店舗、781人の従業員をもってカバーする広域信組として、新たなスタートを切ることになった。預金額は、6728億円に達している。
大阪市北区の大阪支店ではこの日、業務開始に先立って成漢慶理事長があいさつし、「朝銀は同胞社会になくてはならない民族金融機関である。同胞から離れては存在できず、同胞に常に奉仕してこそ存在する意義がある」と強調。さらに、「朝銀近畿の発足には大阪の組合員らの犠牲がともなっているということを肝に銘じ、誠心誠意で働き、同胞の信頼を得るためにたゆみない努力を重ねていかなければならない」と指摘しながら、「みなが団結して朝銀近畿を発展させていこう」と職員らに呼びかけた。
なお朝銀近畿の大阪府内の営業店では、同日から6月30日まで、定期預金「きんき」、定期積金「マウム」、シルバー定期預金「長寿」などの商品を取り揃え、感謝月間を実施している。