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青商会・ウリ民族フォーラム98


 「ウリ民族フォーラム98――21世紀 豊かな同胞社会のために」(主催=東京青商会、「ウリ民族フォーラム98」実行委)が9日、行われた。1部のパネルディスカッション「豊かな同胞社会とは」(東京・北区の東京朝鮮文化会館)には、各地方の青商会会員ら550余人が参加し、600余人が出演した2部のチャリティーコンサート「この笑顔を応援します」(新宿区の東京厚生年金会館)には2000余人の観客が訪れた。豊富なテーマと斬新な発想で企画された東京フォーラムは、21世紀の在日同胞社会を担っていく青商会の力を大きく示した。(特集)

 

パネル討論に550人/コンサートには2000人

 実行委を代表してあいさつした東京青商会の洪英秀会長は、フォーラムを、21世紀の同胞社会を見据えて、自身の位置と使命をもう一度かみしめる契機にしようと呼びかけた。

 続いて「秉斗総聯中央副議長兼東京都本部委員長が祝辞を述べた。

 パネルディスカッション「21世紀へのメッセージ|豊かな同胞社会とは」では、雑誌「イオ」の金昌宣編集長がコーディネーターを務め、株式会社叙々苑の朴泰道社長、青商会中央常任幹事会の宋元進前会長、商工連の呉州棟商工部長、朝鮮大学校政治経済学部の呉民学講座長らがパネリストとして発言した。

 「豊かな同胞社会」という未来像を語る時、「豊かさ」とは一体何を意味するのか。また21世紀の同胞社会を取り巻く環境の変化の中で、同胞企業人のあるべき姿とは何かなど活発な意見交換が行われ、とくに物質的な面だけでない、精神的な「豊かさ」が強調された。

 2部のチャリティーコンサートには青商会のアボジや、女性同盟のオモニ、子供ら600余人が出演。総聯中央の許宗萬責任副議長をはじめ総聯の活動家、同胞、青商会会員ら2000余人が観覧し、同胞障害者家族のネットワーク「ムジゲ会」会員らが招待された。

 公演後、新宿の東京大飯店で宴会が行われた。