朝鮮半島非核化実現へ核不使用保証を/共和国代表、国連軍縮委員会会議で演説
4月28日発朝鮮中央通信によると、国連軍縮委員会会議で8日、共和国代表団団長が、朝鮮半島における対決関係を終息させるために手助けとなる措置を講じる問題について演説し、次のように指摘した。
朝鮮半島が最も尖鋭な熱戦地帯として残る条件下で、朝鮮半島の非核化は他のどの地域よりも切実な問題となっている。
共和国は、朝鮮半島の非核化実現のために誠意ある努力を尽くしてきた。それにもかかわらず、核保有国が非核化に対する法的保証の問題を完全に無視しているため、展望はいまだ不透明な状態だ。
朝鮮半島の非核化実現のためには何よりも、朝鮮半島の平和と安全に直接の責任がある当事者の米国が、朝米共同声明と朝米基本合意文での公約通り、共和国への核不使用を保証し、南朝鮮への核の傘提供公約を撤回しなければならない。
米国が核の傘提供公約撤回と核不使用保証提供を渋るのは、朝鮮半島で冷戦時代の対決構図を維持しようとする対朝鮮戦略と関連する。最近も米国は現代的な軍備を南朝鮮に増強配備し、イラク危機を利用して駐南米第8軍を野戦軍に改編した。共和国がこれらの軍事的冒険の直接の対象になることを誰が否定できるのか。
軍事的威嚇と軍縮は両立しない。真に軍縮の意志がない以上、対決関係にある敵対勢力間で軍縮問題での協力などあり得ない。
朝鮮半島の軍縮問題解決の展望は、この地域で冷戦時代の対決構図を崩すか、維持するかにかかっている。(朝鮮通信)