味じまん/たこ焼専門店 蛸一(京都市南区)
お好み焼き屋があちこちに点在する九条通りの一角にある。1メートル50センチはある大きな提灯が目印だ。今年オープン10周年を迎える。
店主は鄭宏烈さん(44、総聯南山城支部副委員長兼伊勢田分会分会長、非専従)。夫人の卞末順さん(46)、長男の宏樹さん(22)と親子3人で切り盛りする。
店名のとおりタコ焼きがメインのタコ料理専門店。それだけタコへの「こだわり」は強い。「冷凍品は一切使わない。市場から取り寄せた新鮮なものだけを材料にしている」。タコ焼きのタコも、1つ10グラムとボリュームたっぷりだ。カリッと焼き上がった生地と、強い弾力のタコが最高の歯応えを生む。
タコ焼きだけで16種類もある。それぞれ10個入りで、値段は600円。中でも、タコ焼きにマヨネーズとネギの千切りを乗せた「マヨカケ」と、タコのスライスとキャベツの千切りに手作りのチョジャンをかけた「珍味」が人気。ほかに「チーズボール」や「ねぎ焼き」「山かけ」などの各種タコ焼きと、「造り」「たこ酢」「どぅびん塩焼」などタコ料理も好評だ。タコ焼きに限っては持ち帰りもOK。平均して1日に15はい分(約10キログラム)のタコが出るという。
7月には南山城に2号店をオープンする。
※営業時間PM5時〜AM2時。日曜と第3月曜日定休。
地下鉄十条駅から徒歩2分。
TEL 075−682−5815