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太陽節記念 関東地方で柔道、バレー大会


 太陽節を記念し、各地で多彩なイベントが行われているが、4月最後の日曜日となった26日、東京では在日本朝鮮人関東地方柔道大会と在日本朝鮮人関東地方バレーボール選手権大会がそれぞれ行われた。選手らは日頃の練習の成果を存分に競い合った。

柔道

団体個人とも東京が独占

 東京・講道館で行われた柔道の関東大会には、東京、神奈川、朝鮮大学校など10チームが参加し、団体戦(3人1チーム)と個人戦が行われた。

 団体戦では5チームずつ2組に分かれ予選リーグを行い、各1、2位のチームにより決勝リーグを行った。

 予選Aブロックでは東京Aと朝大Bが、Bブロックでは東京B、朝大Aがそれぞれ1、2位を占め決勝トーナメントに進んだ。

 決勝は準決勝でそれぞれ朝大チームを退けた東京A、Bの対戦となった。大将戦までもつれたが、東京Bが接戦を制し優勝した。3位には朝大Aが入った。

 個人戦はトーナメント戦で行われ、15人が出場。東京の金裕士選手が準決勝までの試合をすべて一本勝ちし、決勝でも玄光寿選手(東京)を押さえ込みで破り、2連覇を果たした。

 金選手は「個人戦で優勝できたのは嬉しいが、団体の決勝で一本負けしたので悔いが残る。もっと練習を積んで中央大会でも優勝したい」と話していた。

 また今大会では高級部の個人戦も行われ、東京朝高の金宗訓選手が4戦全勝で優勝した。

 【試合結果】

団体

@東京BA東京AB朝大AC朝大B 

個人

一般      @金裕士A玄光寿B宋善雄(以上東京)、趙守顕(神奈川)

高級部   @金宗訓A鄭敬伊(以上東京)B「明大、姜和仁(以上神奈川)

 

バレー

堅実なプレーの千葉男子が優勝/女子は東京A

 草加市健康都市記念体育館で行われた関東地方バレーボール大会では、男子部門で総聯千葉が、女子部門で総聯東京Aチームがそれぞれ優勝した。

 競技はリーグ戦で行われ、男子部門に総聯東京と千葉の2チーム、女子部門に総聯東京A、B、千葉、朝銀計算センターの4チームが参加した。

 男子部門では千葉の健闘が目を引いた。高さで劣る千葉は、強烈なスパイクを打つ東京のような派手さこそないが、レシーブを中心に拾ってつなぐ堅実なバレーを展開。サーブレシーブを反らすなど単純なミスが目立った東京を終始リードし、第1セットを15−9、第2セットも15−13で連取し、ストレート勝ちした。

 女子部門では、速攻など多彩な攻撃で他を圧倒した東京Aが、三試合すべてストレート勝ちで優勝した。

 千葉の李福植主将(29)は「自分たちのスタイルで勝てて手応えを感じた。中央大会で初のメダルを手にできるよう練習にもっと励みたい」と話していた。

 競技後、東京朝高の男子バレー部と一般チームの特別試合が行われた。

 この日集まったメンバーのほとんどが、東京朝高バレー部のOB。今年1月には正式にOB会を発足させ、クラブ活動のバックアップに取り組んでいる。この特別試合もその一環だ。

 東京朝高の鄭栄桓主将は「技術はもちろんバレーに取り組む姿勢など習うことが多い。6月からインターハイ予選が始まるが、期待に応えられるよう頑張りたい」と話していた。

【試合結果】

男子@千葉A東京 

女子@東京AA東京BB朝銀計算センターC千葉