福岡で高麗青磁作陶展/5月15日まで
共和国の陶磁器を集めた「悠久の美 高麗青磁作陶展」が5月15日まで、福岡市内のギャラリー、陶苑・萠(もえ)で開かれている。
企画したのは、同ギャラリーの主人、辰巳和子さん(56)だ。
辰巳さんは共和国の食糧事情を知りたいとの思いから、昨年8月に福岡県議会友好訪朝団の一員として、夫と2人の娘と共に訪朝。万寿台創作社を訪れて陶磁器に実際に触れ、上品で繊細な美しさ、質の高さに感動した辰巳さんは、文化を通じた日朝の友好親善、ひいては共和国支援の一環にもなると、展示会の開催を発案した。
総聯福岡県本部、朝・日輸出入商社の協力のもと、今年3月16日から1週間、万寿台創作社の招請で再び訪朝。契約を結んで陶磁器を購入し、今月14日から展示会を開催した。
今回、出品されたのは、共和国人民芸術家(人間国宝)の禹致善氏、任士準氏などの作品を中心に105点。一般販売もされる。花器をはじめ、2万円の小品から300万円の大作まで品揃えは豊富だ。
辰巳さんは共和国と注文制作のプランも進めており、今後は焼き物ツアーなども企画し、交流を進めたいと意欲を見せている。
午前10時から午後7時まで、会期中は無休。
問い合わせは陶苑・萠
福岡市南区高宮3―18―23(西鉄高宮駅から徒歩5分)、
TEL 092−524−4022まで。