西東京サッカーフェスティバル、親子で楽しいひと時/中国朝鮮族チームも参加
「西東京サッカーフェスティバル98が3月29日、西東京朝鮮第2初中級学校(町田市)で行われた。西東京青商会が主催したもので、同青商会会員と西東京第1、西東京第2の両校生徒、父母ら約300人が参加した。
フェスティバルでは両校の初級部および中級部のサッカー部と、双方のアボジサッカーチームがそれぞれ対抗戦を行った結果、西東京第2側が勝利した。
また日本に住む中国朝鮮族の親睦会、天地クラブのサッカーチームも参加し、アボジチームと試合を行った。
ほかにも、ドッジボールやクイズなども行われ、参加者は親子ともども、楽しい1日を過ごした。
同フェスティバルは、昨年3月に続いて2回目。前回も300人を集める盛況となり、地域青商会の結成を進めるうえで、重要なステップとなった。また、父母らの学校後援活動も一層活発になったという。
昨年のフェスティバル以降に結成された西東京第1アボジサッカーチームの主将、金伸知さん(36・西東京青商会幹事)は、学校で練習を重ねるうちに「アボジたちの学校の実情に対する関心も高まったし、フェスティバルを通じて2つの学校の父母間の交流も深まった」と語る。
一方、天地クラブの金万寿代表(三鷹市在住)も、「会員の中には、今日初めて在日同胞と会った者も少なくない。在日同胞の2、3世は異国で萎縮しているかと思っていたが、まったく違った。同じ民族どうしで交流を深めることができてうれしい」と話していた。