大阪で済州道4・3蜂起50周年同胞の集い
米軍政下の南朝鮮で24万人の済州道民が決起し、7万人が虐殺された1948年の済州道4・3蜂起から満50年を迎えたのに際し、大阪同胞の集いが3日、大阪市の生野区民センターで催され、約150人の同胞が参加した。
在日本朝鮮社会科学者協会大阪支部の宋和鐘会長が基調報告を行い、4・3蜂起は米軍政と李承晩の南朝鮮「単独選挙」強行による単独「政府」樹立に反対し、米軍撤収と自主独立統一国家樹立を目指してたたかった愛国的武装闘争であったと指摘。犠牲者の遺志を継ぎ、真相究明と名誉回復、補償と追悼を行うべきだと述べ、統一への道で全力を尽くそうと訴えた。
この後、総聯大阪府本部の金禮亨顧問が、発生経緯と弾圧の実情などについて語った。
また、平壌で2日に行われた記念集会について紹介されたほか、南朝鮮で制作されたドキュメンタリー映画「レッド・ハント」が上映された。
済州市では5000人の慰霊祭
済州市では3日、犠牲者の追悼慰霊祭が営まれ、遺族と道民ら約5000人が参加した。参加者らは犠牲者の冥福を祈るとともに、当局に対して虐殺の真相究明と被害補償、名誉回復を強く求めた。